福島県産品のPR・販売活動
アウェー会場での販売・PR
当初は、アウェーの試合会場で福島県内の観光パンフレットを配布することで、福島への来県を呼びかけていたが、更に踏み込んだ活動として、県内の農産物、加工品を仕入れて販売・PRを行う「ふくしマルシェ」をスタート。
近年では、J3の試合会場だけでなく、提携クラブである湘南ベルマーレの試合会場をはじめ、J1、J2の試合会場にも出店。ホーム、アウェーの垣根を超えて、多くのサッカーファンの方々に、県産品の魅力を知ってもらえるようになってきている。
ふくしまの桃PRユニフォーム
全国生産の20%を占め、「くだもの王国ふくしま」を代表する果物である桃のPRを目的として、2017シーズンよりトップチームの3rdユニフォームとして、桃をモチーフとしたユニフォームを着用。桃の収穫時期となる夏期間限定で、J3リーグの公式戦で選手が着用し、全国へ福島の桃をPRしている。
Fukishima Peach Mach in Thailand
2018年には、福島県が桃の輸出先として力を入れるタイで、福島の桃をPRすることを目的として、タイリーグ所属のチームと親善試合を行う「Fukushima PEACH MATCH」を開催。試合会場での桃の無料配やバンコクのショッピングセンターで桃のPRを実施した。
JリーグクラブがECサイトをオープンした理由
我々が農業部のオンラインショップのオープンを検討するきっかけとなったのは、福島県産品のPR・販売活動でのある課題からである。
活動当初から、試合会場、イベント会場に出店する「ふくしマルシェ」で商品を購入していただいたお客様を生産者からの直接購入に誘客するところまでを考えていた。しかしながら、生産者の方でお取り寄せ用のHPがない、あってもそれをPRするチラシがないなどの理由で、思ったように生産者の誘客につながっていなかった。
そこで、オンラインショップをクラブで立ち上げることで、生産者と消費者のハブとなって、課題を解決できるのではと考えたのだ。企画はしたものの、福島の小規模サッカークラブである我々には、先立つものがなく、なかなか話は前に進まなかったが、あるご縁で知り合った株式会社SKIYAKI様が、我々の趣旨に賛同いただき、そして何より、サッカークラブが農業しているのは面白いと全面協力してくれることとなり、開設となったのである。
クラブのスローガンは『繋がりタオす』。このオンラインショップが、福島県の魅(味)力と全国の皆様を『繋ぐ』きっかけとなるよう活動を続けていく。