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そんな中、突如、筆者の目に飛び込んできたのは、ニューヨークの街がバイオレンスによる悲鳴と怒号に包まれた様子だった。

何が、彼らをここまで過激にしてしまったのか。


プロテスターに取材をする筆者(撮影:Brian R. Moore)

参加者はどんな想いで参加しているのか


思わずカメラを持って取材した。彼らは今何を想い、プロテストに参加しているのか。その質問に対するプロテスターの回答をいくつか紹介したい。

「もっと私たちが戦えば、もっと私たちの声が届くと思う。でも、平等を得るために、私たちが戦わなければいけないのは悲しいこと、恐ろしいこと。同時に、何度も立ち上がるたびに、私たちは強くなる。戦うことをやめて欲しくない、なぜなら戦い続けることで変化が生まれるから。変化をさせることが未来の子供達のために重要なこと。私は妹や大事な人のためにここにきた」


(写真:筆者撮影)

「正義を訴えているだけだ。もう、うんざりなんだ。肌の色で不正に扱われるのは」


(写真:筆者撮影)

「黒人の命も大事だ。僕自身の命も大事だ。僕たちみんなの命が大事だ」


(写真:筆者撮影)

「あれは許されるべきではない。ずっと昔から人が殺されてきた。人々は怒っている。私たちは声を上げる権利がある」


(写真:筆者撮影)

「僕は警察の残忍な行動が許せない。黒人に限らず、有色人種すべてに対して差別をしてきた」


(写真:筆者撮影)

「警察官による殺人は実際に起きていて、いますぐにやめるべきだ」


(写真:筆者撮影)

「立ち上がることが大事だ。みんなで痛みを共有するんだ。それが1番のサポートだから」


(写真:筆者撮影)

過激化の裏。ニュースでは報道されない事実


また、取材を通して多くのプロテスターが口にしてたのは、過激化した要素として、「ニュースでは語られない警官の行いがある」というのだ。警官の行いだけでなく、プロテスターとして全うに活動している姿もあまり報道されない。暴徒のみがニュースで取り上げられていることに憤りを感じている。

例えば、警察官が乗車した車両が道路を封鎖するプロテスターをひきながら突破する様子など、SNSを通じて多く報告されている。


他にも、必要以上にプロテスターを殴りつけたり、両手をあげた無防備のプロテスターのマスクを取り、催涙スプレーを至近距離で顔面に吹きかけるなど、警官の不当な対応が瞬く間にSNSに報告されている。

ジョージ・フロイド氏が死亡したことが発端で各地で広がった抗議活動だが、警察による黒人への不当な暴力は以前から長年起きていたことで、ふつふつと溜まっていた不満が一気に爆発し、プロテスターを暴徒へと変化させたという。

文=吉田優華子

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