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米国でまたしても警察の暴力問題が起き、抗議のうねりが各地に広がっている。米紙ワシントン・ポストの分析によると、全米で黒人が警察の発砲によって命を落とす比率は白人のじつに2倍以上にのぼっている。

ミネソタ州ミネアポリスで5月25日、黒人男性のジョージ・フロイドが警察に身柄を拘束された際、白人の警察官に膝で首を圧迫されて死亡した。「息ができない」と繰り返し叫ぶフロイドの姿を通行人らが動画に撮影しており、その映像はソーシャルメディアなどで瞬く間に拡散、全米に衝撃と怒りが広がった。

2014年にニューヨーク市で、黒人男性のエリック・ガーナーが警察官に背後から首を絞められて死亡した事件との類似性が指摘されている。ガーナーも当時、丸腰だった。

フロイドやガーナーの事件は警察が発砲したケースではないものの、ワシントン・ポストは警察の暴力事案として、警察の発砲による被害を報道やソーシャルメディアへの投稿、警察発表を基にまとめた。それによると、2015年1月以降に4728人が死亡しており、人種別の内訳は白人2385人、黒人1252人、ヒスパニック系877人、その他214人となっていた。

これを人口比で見ると、黒人は全米の人口の13%弱にもかかわらず、人口100万人あたりの死者数は白人の12人に対して黒人は30人に達していた。

米国の警察発砲による人種別の死者数


人口100万人あたり/全死者数(2015年1月1日〜2020年5月28日の集計)

・黒人     30人/1252人
・ヒスパニック 22人/877人
・白人     12人/2385人
・その他     4人/214人

編集=江戸伸禎

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