シンクサイト
調達額:16億5000万円
調達先:スパークス・グループ / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ / 芙蓉総合リース / SBIホールディングス / リアルテックファンド / 大阪大学ベンチャーキャピタル
備考:シリーズAラウンド / スパークス・グループは未来創生2号ファンドから出資 / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズはテクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合から出資
東京大学や大阪大学の技術を元に、光学・情報科学・バイオ光学等の技術を融合させることで生命科学・ヘルスケアの発展と革新を目指すスタートアップ。シンクサイト技術はNEDOや総務省の事業に採択されるほどの実力をもち、研究開発が進んでいる。
同社はハイコンテンツ単一細胞解析分離技術を新たに開発した。現段階ではまだ研究ステージにあるものの、機械学習型の同技術によって今後は新たな細胞治療や医療診断、生命医科学への発展が期待される。同技術は新規イメージング、機械学習、マイクロ流体を融合することで、細胞を携帯情報から高速に分析・分取を行うシステムの開発を行なっている。
2020年5月に総額16億5000万円の資金調達を完了したことを発表した。今回の調達を通して、イメージ認識型高速セルソーティング技術を利用した各領域における共同研究を更に推し進め、革新的な治療や検査診断の実現を目指す方針だ。
ワンドット
調達額:10億5000万円
調達先:Boston Consulting Group / PKSHA Technology capital / xross / みずほキャピタル / 住友商事 / 日本生命保険 / 東京大学協創プラットフォーム開発 / 他、同社経営陣も含む
ユニ・チャームとBCGデジタルベンチャーズが共同出資で2016年に設立したスタートアップ。世界の中でも大きく進展している日本の育児ノウハウや製品・サービスなどを世界中に普及させるべく、育児関連の事業をグローバルに展開している。
当社が提供するサービス「Babilly」は育児ノウハウや離乳食など育児に役立つ1分間の動画を配信するものである。
この事業は、40兆円を超えると言われている中国のベビー市場に挑戦すべく、中国をはじめとするアジア全域にサービスを展開しており、間も無く日本を含む他のアジア地域にも上陸予定である。
先行リリースされている中国では、スマートフォンなどでも視聴することができる利便性もあって、公開から半年間で140万人以上ものフォロワーを獲得し、月刊再生回数も1億5000万回に到達するなど、育児カテゴリにおける有力サービスに成長している。
2020年5月には、ワンドットの経営陣、PKSHA Technology capital、Boston Consulting Group、xross、みずほキャピタル、住友商事、日本生命保険、東京大学協創プラットフォーム開発を引受先とする総額10億5000万円の第三者割当増資を実施。
今後は、「Babily」の成長加速に向けたアプリ及びコンテンツ開発やマーケティング投資の拡大を行い、中国でのNo.1育児プラットフォームとなることを目指す方針だ。また、中国向け事業やマーケティング展開における協業体制も強化も行う。