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2020.06.02

【5月第4週資金調達まとめ】ブロックチェーン技術でDXを推進するLayerX、30億円の調達


Cogent Labs


調達額:7億8000万円(融資による調達)
調達先:日本政策金融公庫 / 他、海外大手銀行も含む
備考:ニュースに記載の合計金額より推計 / シリーズCラウンドで総額21億8000万円の調達

コロンビア大学を卒業した後日本でモルガン・スタンレーMUFG証券にてマネージングディレクターとして株式トレーディング本部を牽引した経歴を持つエリックホワイトウェイ氏とセールスフォース・ドットコムにて創業当初より15年間SaaS業界における急速な成長に貢献した経歴を持つ飯沼純氏によって設立されたスタートアップ。

メンバーは世界中からAIの研究者やエキスパートが集まっている。主な事業はAIで手書きの文字をデータ化することが出来る「Tegaki」の運営。

「Tegaki」を活用することで従来手間がかかっていたデータ入力業務の効率化とコスト削減が可能となり労働生産性の向上を実現することが可能。認識率は99%と高精度な技術を持ち合わせている。

また大量の資料から必要な情報を素早く取り出す文書参照ネットワーク「Kaidoku」の運営も行なっている。

最後に同社の提供する予測エンジンである「Time Series Forecasting」は同時に大量の高次元市場データを取り込み、迅速かつ高精度に予測することが可能な予測エンジンになっており、従来の統計的手法では得ることができなかった新たな知見や、短期的・長期的なパターンを検出することが可能となっている。

2020年5月に総額21.8億円のシリーズCラウンドを完了した。調達した資金をもとに、自然言語処理プラットフォーム「Kaidoku」を中心とした業務効率化を推進するプロダクトの強化、および多言語対応による海外事業展開をさらに加速していく方針だ。

文=STARTUP DB

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