昨年5位につけていたフェデラーは今年、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシを抜き、初の首位に立った。欧州サッカークラブの多くでは3月のリーグ試合停止により減給に見舞われており、ロナウドとメッシの合計年収は前年比2800万ドル(約30億円)減の2億900万ドル(約225億円)となった。
フェデラーはスポーツ界で最強のスポンサー陣を抱えており、ユニクロ、クレディ・スイス、メルセデス・ベンツなど13社との契約によりコート外での収入は1億ドル(約108億円)に上った。一方、ロナウドはナイキ、アルティス、ハーバライフや自身が手掛ける「CR7」ブランドから4500万ドル(約49億円)を稼ぎ、メッシはアディダス、マスターカード、ペプシコから3200万ドル(約34億円)を受け取った。
大坂なおみは既報の通り、セリーナ・ウィリアムズを抜いて世界で最も稼ぐ女子スポーツ選手となった。大坂はここ1年で数々の企業と契約を結んでおり、ナイキとの大口契約では1000万ドル(約10億8000万円)以上を受け取った。日本代表としての出場を決めた東京五輪は来年に延期されたが、大坂はプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や全日空、日清食品などの五輪スポンサーと契約を結んだ。
今年ランキング入りした女性は大坂(29位)とウィリアムズ(33位)の2人のみ。2016年にはウィリアムズとマリア・シャラポワがランキングに入っていたが、17年と19年はウィリアムズが紅一点、18年はランキングに入った女性はいなかった。