個別最適化した知育キットのサブスク登場 子どもの才能をAIが分析

2020年5月に設立されたトイエイトホールディングスは、東南アジアを中心に子どもの才能を分析し個別最適化した知育教材を届けるサブスクリプションサービスの展開を開始。同時に、クオンタムリープベンチャーズが運営するQXLV投資事業有限責任組合とアルコパートナーズより第三者割当増資を実施した。

トイエイトホールディングスは、「すべての子どもが才能を発揮できる世界をつくる」ことを目指し、民間の教育市場規模が約28兆円で今後も急速に成長が期待される東南アジアを中心にサービス展開を行う。

保護者が抱える自分の子どもにあった学びと遊びを継続して提供したいという問題を解決するため、独自のセンシング技術やAIを用いて遊んでいる子どもの才能を分析し、それぞれの才能にあった教材を提供する。

今後、才能最適化された知育キットが毎月届く「TOY8 BOX(トイエイトボックス)」や、ショッピングモール内の才能が分かる遊び場「TOY8(トイエイト)」のサービスをマレーシアにて開始する予定だ。

サービスを実現する3つの特徴


1. 独自のセンサー、AI技術を使用した才能発見エンジン「GIFT」

「GIFT(Gifted Intelligences Finding Technology)」は元MITリサーチディレクターでトイエイト創業者/CTOのDr.マヘンダを中心に開発中の才能可視化システム。遊んでいる子どもの行動や生体データを分析し、多様な才能を見つけ最適な学習の提案を受けることができる。

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マレーシアにて展開予定のサービスイメージ(自宅やショッピングモールなどでの遊びを分析し最適化した学習を提供)

2. 多重知能(マルチプルインテリジェンス)理論に基づくサービス設計

ハーバード大学教育学大学院教授のハワード・ガードナー教授が提唱する多重知能理論に基き8つの個性によって異なる遊びと学びを提供する。

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多重知能理論の示す8つの知能

3. 教育の専門家とのアライアンス

多重知能理論の専門家で有賀三夏氏、教育専門家の小川大介氏がサービスの監修を行う。

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有賀三夏
東北芸術工科大学准教授の有賀三夏氏がトイエイトのアドバイザーとして参画しサービスの監修を行います。有賀氏は、2009年よりハーバード大学のプロジェクトゼロに参加し多重知能理論の易しい解説書『自分の強みを見つけよう〜「8つの知能」で未来を切り開く』の著者。

小川大介
中学受験専門のプロ個別指導教室SS‐1創設者。これまで6000組以上の親子との面談を行い、子どもを伸ばす声掛けや親子関係のカウンセリングのノウハウを持つ。『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』など著書多数。
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PR TIMESより

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