ライフスタイル

2020.05.30 16:00

京都東山の麓で過ごす、悠久の時間


京都を旅慣れたゲストにとっても、印象に残るのはその眺望だ。高台にあることから、眼下には八坂の塔や京都の街並みが広がり、特にシグネチャーレストラン「八坂」とバー「琥珀」からは、ダイナミックに広がる東山の眺望が時間ごとに刻々と表情を変える様を堪能できる。

こだわりは空間だけではない。オリジナルの日本酒である「守破離」は、原料となる米栽培の敷地もパーク ハイアットのために用意され、ラベルにはその敷地を示すID番号も入る。館内の「KYOTO BISTRO」で提供される器には、400 年の歴史を継承する宇治の窯元「朝日焼」の器が特別に用意された。


二寧坂に面した「KYOTO BISTRO」は地域に開かれたビストロスタイルのカフェ

「細部へこだわることから、私たちが表現したいことが伝わると思っています。京都は層があって、徐々にドアが開く街。我々はゲストにその層の奥を見せていきたい」と語るマーク総支配人。

引き継がれる京都の伝統と進化を楽しみに、京都の街を訪れたい。


地元京都に根ざした料亭「山荘 京大和」の敷地内に立つ「パーク ハイアット 京都」。歴史的建築物をもつ「山荘 京大和」のなかでも最も古い茶室「送陽亭」は、今回の協業にあたり修繕され、個室としての使用が可能となった。江戸末期には桂小五郎など、各藩志士代表者が集まり、会議が開かれた歴史の舞台となった場所としても知られている。

パーク ハイアット 京都
http://www.parkhyattkyoto.jp

photographs by Nobutada Omote | edit & text by Mariko Kojima

この記事は 「Forbes JAPAN 2月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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