アプリは数日で10万ダウンロード
#stepchickensのハッシュタグが付いた動画はこれまでに1億200万回も視聴され、彼女の動画は5460万のいいねを獲得している。
最近Mother Henが強化しているのがマネタイズだ。彼女は、スマートフォンケース(24ドル)、フード付きスウェット(44ドル)、Tシャツ(28ドル)、ビーニー帽(28ドル)などのオリジナル商品をリリースした。
企業スポンサーの獲得にも動いており、NBAのヒューストン・ロケッツやシカゴ・ブルズのマスコットであるベニー・ザ・ブルはMother Henが配信した画像をTikTokのプロフィール画像に変えた。
Mother Henはユーチューブチャンネルも立ち上げ、既に4万3000人が登録している。今後は、ユーチューブでも広告収入を得ることになりそうだ。
Mother Hen は、iOSデバイス向けにStepchickens公式アプリも提供している。このアプリは、スラックやディスコードのようにStepchickens同士がチャットでき、他のインフルエンサーに対する攻撃を調整したり、Mother Henを称える動画を作成することができるという。
アプリは5月18日にリリースされたばかりだが、既に10万回ダウンロードされている。アプリの開発元のBlink Labsによると、Stepchickensはこれまでにアプリ内で13万5000ものメッセージをやり取りし、中には1日10時間も利用しているユーザーもいるという。
「従来のインフルエンサーはTV番組的なコンテンツを配信し、フォロワーがStepchickensのように結集することはなかった。しかし、Mother Henのフォロワーは、コミュニティの一員であるという意識が強く、結束力が強い。Mother Henは、Z世代の現状を見て、これまでにない新たな価値を提供しているのだ」とBlink Labsの共同創業者でCEOの Sam Muellerは話した。