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米国のバイオテクノロジー企業「ATAIライフサイエンス」は精神疾患を治療するサイケデリックな医薬品を開発中だ。同社は4月下旬に転換社債を用いた資金調達を実施し、2400万ドル(約26億円)を新たに調達した。

ATAIライフサイエンスは新たな資金で、幻覚剤のイボガインを用いたオピオイド中毒患者の臨床試験などの取り組みを進めていくとされる。

「2400万ドルを新規で調達したことにより、当社のメンタルヘルス領域での試みが信頼を獲得していることを示せた」とATAIの創業者のChristian Angermayerは述べた。「既存の治療方法は患者のニーズに合っておらず、新型コロナウイルスのパンデミックにより状況はさらに悪化している」と彼は続けた。

今回の調達で、ATAIの出資元にはピーター・ティールや、Future Venturesのスティーブ・ジャーベンソンとMaryanna Saenkoらが加わった。さらに、元ヘッジファンドマネージャーのマイケル・ノヴォグラッツやThor Bjorgolfsson、Efrem Kamenらも出資に参加した。創業者のAngermayerも自らの資金を注いでいる。

ATAIは前回のシリーズBで4300万ドルを調達していた。今後のIPOの可能性を尋ねたところ「当社は業務の拡大を視野に入れ、あらゆる資金調達オプションを選択肢に入れている。しかし、IPOの見通しについてはコメントできない」と担当者は話した。

同社は今回の資金調達に際し、ピーター・ティールのティールキャピタルのCMO(チーフ・メディカル・オフィサー)のJason Cammを役員会に迎え入れたと宣言した。CammはATAIの開発戦略のアドバイザーに就任するという。

CammはフォーブスのEメール取材に対し「メンタルヘルスは、人類が最も注力して取り組むべきテーマとなる。ATAIは様々な医薬品の研究をエビデンスべースで進めていく」と述べた。

Cammは今年3月に、世界経済フォーラムで「ヤング・グローバル・リーダー」に選出されていた。同時期に選出されたのは34歳のフィンランド首相のサンナ・マリンや、米国の女性サッカー選手のミーガン・ラピノー、OECD(経済協力開発機構)のGlobal Blockchain Policy Centre Headを務めるキャロリン・マルコムらだった。

編集=上田裕資

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