米国ネトフリでアニメ「伝説の少年アン」が再生回数1位に

アバター 伝説の少年アン (C) NICKELODEON

ネットフリックスは5月22日、アニメシリーズ「アバター 伝説の少年アン」の視聴回数が、週間ランキングでトップを記録したとアナウンスした。米国のニコロデオンが15年前に制作し、当初はテレビでオンエアされたこのコンテンツの魅力は今も衰えていない模様だ。

5月15日から配信がスタートした「アバター 伝説の少年アン」は、1週間後の米国内の再生回数ランキングで首位に立った。

2位以下は「スイート・マグノリアス」「リバーデイル」「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」「僕のミッシー」「THE FLASH/フラッシュ」「ホワイトライン」「アウターバンクス」「ソウル・サーファー」「パブリック・エネミーズ」の順だった。

「アバター 伝説の少年アン」は当初、2005年から2008年にかけて子供向けケーブルチャンネルのニコロデオンでオンエアされ、その後は幅広い世代に支持される作品となった。本来は子供向けのアニメだったこの作品は、ストーリーの面白さやキャラクターの複雑さで、大人からも支持されるようになった。

このシリーズからスピンオフした作品「The Legend of Korra」は米国のアマゾンプライムやCBS All Access限定で視聴可能となっているが、ネットフリックスでの配信はアナウンスされていない。

ニコロデオンとネットフリックスは昨年11月に複数年契約を結び、新たなアニメシリーズを制作しようとしている。

ネットフリックスは長年、個別の作品の再生回数を開示してこなかったが、2月から週ごとのトップ10ランキングの掲載を開始した。同社は視聴回数の計測にあたり、特定のコンテンツが2分以上再生された場合に、1再生とカウントしている。

パンデミックを受けてネットフリックスの会員数は急増し、Disney+やApple TV+が追撃を開始した中でも首位の座をキープしている。同社は「アバター 伝説の少年アン」の実写版ドラマの製作を、オリジナル版のクリエーターであるMichael DiMartinoやBrian Konietzkoを起用して進めている。

編集=上田裕資

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