今後はセクシャルウェルネスの領域にも
1年半の開発期間を経て、ようやくローンチに至ったNagi。このブランドを通じて、石井は「自身の体と向き合うことがもっとポジティブになったら」という。
「アプローチや世界観こそ違いますが、日本の女性たちをエンパワーする。そして気づきを与えたり、選択肢を増やすような提案をする、という思いは創業から一切変わっていません。吸水ショーツ、ひいてはブランドを通して、自分の体と向き合う方が増えてほしいと思っています。自分自身の体と向き合うことは、自分自身の人生と向き合うことに繋がるんです。女性たちが主体的に何かを選択することのきっかけになってほしいですね。従属的に選択するのではなく、自分で自分の体をコントロールする、そして何かを選ぶことに対して、よりポジティブになって欲しいと思います」(石井)
第一弾の商品は吸水ショーツだったが、今後第二弾、第三弾とNagiから新商品をリリースしていく予定であるという。
「今回は生理用品から始めましたが、まだまだ女性にとって選択肢の少ないジャンルにも挑戦したい。特にセクシャルウェルネスの分野には、強い関心がありますし、これから向き合っていきたいことの1つですね。
例えば、デリケートゾーン用のケア用品や女性用の潤滑剤、コンドームなども考えています。吸水ショーツの形や色の展開を増やすことは前提として上で、今後はセクシャルウェルネスの領域でもプロダクトを作っていきたいと思っています」(石井)