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「Congrats」は、従来オフラインで行われてきた結婚式の文化に取って代わろう、という想いから生まれたわけではないんです。「そもそも結婚式って、いろんな形があっていいんじゃない?」という問いこそが、このサービスを生みました。


写真=Kuppography

──オフラインの結婚式に代わるものではない、と。

そうです。代替案ではなく、新たな「選択肢」なんです。他の何かを否定しようと思ってつくったサービスではない。これまで僕らが行ってきた、オフラインで、ユーザーの目的やこだわりに沿うようじっくりと時間をかけてつくり上げる「オーダーメイドの結婚式」とは逆を行くサービスですが、それを否定するわけでもない。新しい選択肢をみなさんに提供したいんです。どんな形も等しく素晴らしいけれど、僕らは特にこれをユーザーのみなさんに提案します、という選択肢を。

──その答えが「オンラインの結婚式」だったんですね。

そうですね。新型コロナウイルスという「制限」があったからこそ、そのなかで僕らには何ができるのかを原点に立ち戻って考えることができました。誰かの背中を押してあげられる「選択肢」が生まれたんだろうなぁと。

外出できないなら、外出しなくても成立するものを。もしもお金が無いのなら、お金がかからないものを。そのなかで、ユーザーの方々が自由な発想で楽しんでくれれば良い。そういう意味での「あらたな選択肢」を、僕らCRAZYが提供していきたいと思っています。みなさんが持つお祝いの気持ちを自由に発想し形にできるような。

こんな状況ですから、オフラインの結婚式を挙げられない方も多いとは思いますが、ある意味「おためし」でも良いと思っています。みんなでひとつの場所に集まる従来の結婚式に加えて、まずは「おためし」で使ってみてもいい。

これまで通りの結婚式は、これから徐々に回復していきますが少し時間が必要です。だから、いま選択肢がなくて、苦しい思いをしている方々が少しでも気軽に思えたら良いなと思っています。私も挙げましたが、結婚式は紛れもなく幸せなもの。人を祝うにせよ、祝われるにせよ、「お祝いができる人生」って豊かで素晴らしいじゃないですか。僕らCRAZYは、どんな形であっても、それらを手助けしていきたいですね。


もりやま・かずひこ◎人材コンサルティング会社での6年半の勤務を経て、2012年7月にCRAZYを創業。同社をビジネスグロースさせながら、全社員で1カ月休んで世界一周など、独自の組織運営を実践。18年「働きがいのある会社」及び「働きがいのある会社 女性ランキング」初エントリーにてダブル受賞するなど、ユニークな経営手法が注目される。

文=三浦 希

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