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The editor of RiskHedge Report

Photo by Chesnot/Getty Images

新型コロナウイルスによって、大規模なサイバー攻撃の下地ができつつある。それどころか、今後6カ月以内に史上最大規模のサイバー攻撃が起きると、私はいまここで断言したい。

いまは誰もそんなことを口にしていないし、ほとんどの人は、ハッカーとの戦いなど念頭にないだろう。しかし、新型コロナウイルスの存在によって、「史上最大のサイバー攻撃」がまもなく全メディアの一面を飾ることになるのはほぼ確実だ。

その理由をこれから説明したい。とはいえまずは、ハッカー攻撃に備えるための基本を理解することが大切だ。サイバーセキュリティ専門家に聞けば、「攻撃対象」を減らすために時間とお金をたっぷり注ぎ込んでいるという答えが返ってくるだろう。

ゲームの中で、2つの建物に侵入を試みているところを想像しよう


1つめの建物は、ロサンゼルスの高級住宅地ビバリーヒルズにある豪邸だ。玄関から侵入を試みてもいいだろう。それがだめなら、庭にあるプールサイドのバーや、20個くらいある窓のどれかから侵入することもできる。地下室からこっそり忍び込むのも手だ。

2つめの建物は、コンクリート製の地下シェルターだ。窓はなく、ドアがひとつだけある。

当然のことだが、侵入がはるかに困難なのは、コンクリートでできた地下シェルターのほうだ。侵入経路が「ひとつ」しかないのだから。つまり「所有者」は、その一箇所を確実に守ることに全神経を集中させればいい。

この仕組みはサイバー世界でも同じだ。ネットワークに接続されている機器が多ければ多いほど、攻撃対象は増え、ハッカーはより簡単にネットワークに侵入できるようになる。手短かに言えば、一つひとつの機器がネットワークへの入り口であり、ハッカーは侵入するための脆弱性を見つけ出し、それを使ってシステムを破壊させるというわけだ。

新型コロナウイルスは、あらゆる企業のネットワークセキュリティを崩壊させた


パンデミック前は、リモート勤務する従業員にはたいてい、セキュリティが強化された仕事専用ノートパソコンが与えられていた。たとえば、私の友人はアイルランド国税当局で働いている。米国で言えば内国歳入庁(IRS)のような機関だ。友人は頻繁に在宅で働いているが、とても厳しいガイドラインが定められている。在宅勤務のときは、専用ノートパソコンを使用し、自宅のものとは別の、安全性に優れたWi-Fiに接続しなくてはならない。

彼は、セキュリティ対策用の手順をいくつも踏まなければ、トップページさえ通過することができない。たとえば、仕事のファイルを「開く」ためには、セキュリティ機能付きのUSBを差し込む必要がある。こうした対策が講じられているため、彼のパソコンをハッキングするのは、不可能ではないにせよ、難しい。

要するに、ハッカーの攻撃を回避するためには、これくらいのレベルのセキュリティ対策が必要なのだ。問題は、新型コロナウイルスによって、私たちの生活は多くの点で、根本からすっかり変わってしまったことだ。そして、明らかな混乱のなかで、膨大な数の米国人たちが在宅勤務を強いられている。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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