自分の生理周期が友人のものとは全く違う時間枠にあるように思うかもしれないが、一度として同じ生理はない。今のような非常に不透明な時期には、生活の中で確実に起きると言えるものは生理くらいしかないと感じるかもしれないが、それさえも破壊するのは難しいことではない。
ここでは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の時期に生理が来なくなるかもしれない原因を紹介する。生理が遅れるとすぐに妊娠の可能性を考えたくなるかもしれないが、周期を乱す要素には他にも多くのものがある。
新型コロナウイルスのパンデミック下では、多くの政府が人々に自宅待機を要請し、大半のサービスや施設は閉鎖され、家族にはビデオ通話で連絡しなければならないかもしれない。友人や家族に次いつ会えるか分からないことは恐ろしく、圧倒されることなく新型コロナに関する最新情報を常に把握することは難しい。
世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスによる主な心理的影響は、ストレスと不安の増大だと指摘している。ストレスの影響は精神的なものだけではない。体は特定の反応を起こし、生理周期も長くなったり短くなったりすることがあり、止まってしまう可能性もある。これはそれほど心配することではないが、うまく対処できずにいる場合は近しい人や医療従事者に助けを求めるべきだ。
ストレスを緩和する効果的な方法は運動だ。緊急の食料品買い出しや運動くらいしか外出できない場合、ジムに行くことはできない。しかし、家でも運動できないわけではない。体重の変化には注意すること。
英国民保険サービス(NHS)によると、激しい身体活動が体に及ぼすストレスは、生理をつかさどるホルモンに影響しかねないからだ。激しい運動で体脂肪を落とし過ぎれば、生理が止まってしまうこともあり得る。また体重が増え過ぎてしまうとエストロゲンが過剰分泌され、生理が止まってしまうかもしれない。