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ですが、芸能をやろうと思ったときには、どういう道筋になれば達成できるか、途中経過は全く分からなかった。いろんなことをやってみたいという夢は、いつの間にか叶ったというか。

途中経過の道まで決めなくても、ゴールだけ決めていれば、うまくいくのかな。到達できるのかなと思います。

──なるほど。出会う経験や人は、ゴールまでの糧になっているんですね。

そうですね。キーパーソンが必ずいると思います。自分が大学をやめたとき、岡山から大阪に行ったとき、大阪から東京に来たときのキーパーソンとして、その都度メッセージをくれる人が存在してますね。

この人と出会わなかったら、こういう選択してなかったかも、と。その時、フットワーク軽く身軽に選択できたことがよかったなと、いま思いますね。

──キーパーソンに出会ったときに、私の人生の中の節目の人じゃないか、と瞬間的に気づかれるのですか。

この人は心から好きだ! この人の話は疑うことなく素直に聞けるっていう人や、年齢関係なく尊敬できる人がいますね。神様からのメッセージがこの人を通して私に届いてるんだと思ってますね。

元ブルゾンちえみの藤原史織さんを招いたインスタライブ
インスタライブで、藤吉雅春編集長(左)の質問に答える藤原史織さん

──Forbes JAPANの取材を通じて、国内外で成功した人や、自分でゴールを定めて達成できた人たちに会うんですけども、皆さんそうやっておっしゃいますよね。山頂に登った瞬間、これまでとは全く違う光景に遭遇するというお話もよく聞きますね。


私もテレビに出たくて、いろんなことをやるバラエティタレントになってみたいと思っていました。そして、なったから分かることがあります。嫌だったからやめるということではなくて、出てみて、自分自身が納得した。山頂に登って見えた景色に納得した、じゃあ次はこっちだ!と。自分の中ではネガティブな感じではなく「次のステップへ」という気持ちですね。

──これまではブルゾンちえみという山道だったと思うんですけど、史織さんの中で一番大きな気づきってなんでしょうね? インスタグラムの220万人フォロワーというのはすごい数ですから、ファンの皆さんからの言葉も大きいんじゃないでしょうか。

そうですね。確かに今まで自分がなんとなくやっていたこと、自分が思うままに、本能のままにやってきたことが、今の時代はどういう反応がくるか分かりますね。みんなの声が良くも悪くも聞こえてきます。

「自分が無意識でやってきたことが意外といいって思われるんだ」とか「何でもないことがこんなにも喜んでもらえるんだ」という気づきがありました。それに「自分ひとつの声で広がることってあるんだ」と思ったこともあって。

子どものころから環境問題や動物愛護について関心がありましたが、諦めていたんです。小学5年生ぐらいの時、自分の中でものすごく正義感がありました。

「私がこの環境、地球を守らなくて誰が守る」とか「私が総理大臣になって環境を守る法律を作るぞ」と、安易に考えたりしてたんですけど。自分ひとりが頑張ったって、煌々と光るビルの中ではたくさんの電気や紙などいろんな資源が無駄になっている、と。自分ひとり頑張っても無駄だと思って、諦めたときがあったんですね。

文=督あかり

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