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フェイスブックは2020年5月12日(米国時間)、年2回の「コミュニティ規定施行に関する報告」を発表した。その中で、同社プラットフォームから削除された「問題を含むコンテンツ」についての最新のデータが明かされている。

フェイスブックが2020年1月から3月のあいだに、コミュニティ規定に違反したとして措置を講じたコンテンツは20億件以上にのぼった。特筆すべきは、ヘイトや暴力を助長するコンテンツが急増していることだ。

2020年1月から3月のあいだにフェイスブックが削除したヘイトスピーチのコンテンツ数は、960万件と記録的な数にのぼっている。直前の2019年10月から12月にかけての削除数は570万件だった。960万件という数字は、入手可能なデータのうちで一番古い、2017年後期に削除されたコンテンツ数の6倍だ。

さらにフェイスブックによると、2020年1月から3月にかけて削除された、組織的なヘイトグループによるコンテンツ数は470万件だった。この数は、2019年10月から12月にかけての数を300万件以上も上回っている。

フェイスブックは、ヘイトスピーチのコンテンツ削除数が急増した原因として、画像とテキストを自動識別する自社システムの技術が向上した点を挙げている。同社は声明でこう述べている。「いまでは、写真や動画に埋め込まれたテキストを検知できるため、文脈全体を理解することができます。また、メディアマッチング技術を構築し、すでに削除された写真や動画、音声と、同一あるいはほぼ同一のコンテンツを発見しやすくなりました」

最新データによると、2020年1月から3月にかけては、ヘイトスピーチコンテンツ全体のうち88.8%が、利用者から報告を受ける前に削除されている。

フェイスブックが削除したヘイトスピーチコンテンツの数


2018年
1Q:250万件
2Q:250万件
3Q:290万件
4Q:340万件

2019年
1Q:410万件
2Q:440万件
3Q:700万件
4Q:570万件

2020年
1Q:960万件

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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