ビジネス

2020.05.24

ビル・ゲイツ、イーロン・マスク、ザッカーバーグら 新型コロナでビリオネアは何をした?


マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック共同創業者)

ビリオネアランキング 7位
寄付金額:3700万ドル
総資産:547億ドル
主な寄付先:国連基金など

フェイスブックは3月13日に国連やWHO関連の複数の国際組織に1000万ドル、米CDCに1000万ドルの寄付を発表し、その後、追加の寄付も示唆している。妻のプリシラ・チャンと創設したチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブとして、複数のプロジェクトに拠出し、4月末には1360万ドルを米ベイエリアの感染動向調査に寄付する意向を打ち出している。同社に対しては、一部の契約社員に在宅勤務を認めなかったことで、非難の声が高まった。

イーロン・マスク(テスラ、スペースX共同創業者)

ビリオネアランキング 31位
寄付金額:非公開
総資産:246億ドル
主な寄付先:ロサンゼルスをはじめとする世界各地の医療機関

人工呼吸器を世界中の病院に寄付する。しかも送料まで無料で──。3月31日のマスクのツイートは大きな反響と賞賛を得た。1週間前には1255台もの人工呼吸器を実際にロサンゼルスの多数の医療機関に寄付した実績もあった。だが、発表から1カ月後の4月29日、テスラ決算発表のリモート会見では、外出制限に踏み切ったカリフォルニア州当局を独裁的だと避難して「自由を返せ」と叫んだ直後、会見と音声回線が一時切断。マスクに対する批判や疑問が噴出した。

世界に寄付するとしている「人口呼吸器」は、休止中の自社工場で今後製造する(心臓ペースメーカーの大手米メドトロニックが協力)もの。これに先立って中国製の他社製品を地元に寄付したが、いわゆる医療現場で「人工呼吸器」と呼ばれるものではなく、新型コロナウイルスの重症患者には使えないものだったという。

続きは5月25日発売のForbes JAPAN「パンデミックVSビリオネア 変革を先導せよ」特集にて。これまで世界をリードしてきたビリオネアや起業家はこの危機にどう立ち向かったのか。孫正義のほか、ズーム創業者が語る「コロナ騒乱の舞台裏」や、オラクル創業者のラリー・エリソンがハワイでつくる「実験ユートピア」、米テック業界No.1の女性富豪がつくるスタートアップなど、注目の特集をぜひお見逃しなく。

岡田浩之、フォーブス ジャパン編集部 = 文

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