自然体で過ごせるリゾート。宮古島のプライベートハイダウェイ

THE RESCAPE


ACCOMMODATION


リゾートに非日常を求める者もいるが、「ザ・リスケープ」には何ら過剰なものがない。無論、プライベートプールやアウトバスは日常ではないかもしれないが、空間を統べるセンスは洗練されていながらもシンプルを極めていて、自邸で過ごす都会での日常からごく自然にシンクロできる感覚が心地いい。広やかな室内は外の空間とも緩やかに繋がっていて、ステイ中、気がつけばプールサイドのテラスで過ごす時間が増えているはずだ。



プルミエ・スイート・ヴィラのリビングルーム。自然光あふれる開放的な空間を、見た目にも美しいモダン家具が飾る。

HOSPITALITY


付かず離れずの自然体な接客が心地いい「ザ・リスケープ」。「別荘感覚で利用してほしい」と語るのは、宿泊マネージャーの太田雄一氏。プライバシーを重視する人には適度な距離感を置き、逆に好奇心旺盛な人には多彩な遊びのコンテンツを提案するなど十人十色のもてなしを心がけているという。国際色豊かなスタッフにより、インバウンド需要にも対応している。


ウェルカムドリンクでもてなす場にもなっているバーラウンジ。

MIYAKO CUISINE


メイン棟の炭火グリルレストランで供されるのは、目にも舌にも美味しい宮古キュイジーヌ。連泊の際には日替わりでメニューを工夫してくれるというきめ細やかさも。「宮古島の豊かな自然を、食を通じて体験していただきたいですね」と語るのはシェフの嶋津拓哉氏。朝はコーヒーの香りのするカフェとして、昼は海の見えるレストランとして、夜は個室でゆっくり過ごすといったように、さまざまな使い分けができるのも魅力だ。


メインディッシュの宮古牛と島野菜のグリエ。ペアリングするワインリストも充実している。

SPA & GOLF


「ザ・リスケープ」に連泊する際に外せないのがスパでのトリートメント。宮古島の天然素材を使用したメニューで体も心もほぐすことで、リフレッシュやヒーリングにつながるだけでなく、五感を研ぎ澄ませる効果も。また、ゴルフ好きならクルマで約20分の距離にある「オーシャンリンクス宮古島」に出かけてみよう。真っ青な空の下、紺碧の海を見晴らす絶景のコースでラウンドする体験は、この島ならではの醍醐味といえる。


「リスケープ・スパ」の癒やしに満ちた空間。アロエなど島の天然植物素材を用いたトリートメントで上質なひとときを。


「オーシャンリンクス宮古島」の眺め。リゾートゴルフと割り切れば、「手ぶらでハーフ」といったより気軽な楽しみ方も。


プライベートハイダウェイのコンセプトでつくられた「ザ・リスケープ」は、宮古空港からクルマで15分の好アクセスにありながら手つかずの自然に抱かれた環境が魅力。

沖縄県宮古島市城辺長間 1901-1
tel. 0980-74-4120
ザ・リスケープ
https://okinawa-uds.co.jp/hotels/the-rescape/

text by Shigekazu Ohno (lefthands) | photographs by Yoshiaki Tsutsui

この記事は 「Forbes JAPAN 2月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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