ブルームバーグの報道によると、フェイスブックは在宅勤務が不可能な社員向けにオフィスを再オープンするが、受け入れ可能な人員は従来の25%にとどまるという。建物のゲートでは体温チェックが実施され、社員同士が一定の距離を保つことが困難なエリアでは、マスクの着用が義務づけられる。
さらに会議に参加可能な人数も制限され、デスクの間には約2メートルの距離が設けられる。社内のフィットネスジムは閉鎖される。匿名の関係者はブルームバーグの取材に、カフェテリアで提供される食事も持ち帰りメニューのみになると話している。
社外からのゲストは、建物内への立ち入りを禁止されるという。フォーブスはフェイスブックに対し、詳細に関するコメントを求めている。
米国の各州はロックダウンの解除を進めており、経済活動の再開が広まる中で、社会的距離の確保が必須の課題となっている。大手企業の間ではリモートワークを拡大し、オフィス内の物理的距離を確保する動きが広まっている。オフィスのレイアウトを抜本的に見直す企業も増加中だ。
パンデミックが深刻さを増す中で、大手のテック企業は世界の従業員に対し、リモートワークを推奨している。最も大胆なアプローチで知られるツイッターは、社員らに対し無期限の在宅勤務を認めている。
大手のテクノロジー企業の大半は、秋までの間はオフィスの閉鎖を継続しようとしている。