外国人が選ぶ2010年代傑作日本アニメ5選。「鬼滅の刃」も



『風が強く吹いている』(production I.G)


9人の大学生が、予測不可能なことで知られる日本の長距離レース、箱根駅伝にすべてをかける物語。9人全員が主役であり、視聴者はどのキャラクターにも共感できる。選手としてのピークを過ぎているニコチャン、交換留学生のムサ、やる気のない王子――それぞれのメンバーがチームに入るまでの軌跡もきちんと描かれる。世界で最もドラマティックのひとつである持久走レースのなかで展開される魂と栄光の物語は、観る者の心をわしづかみにする。


王子はペースを上げる必要がある

『ゾンビランドサガ』(MAPPA)


歌手志望の女の子が、死んだばかりの何人かのタレントと一緒にゾンビになって生き返る。死者を蘇らせた風変りな男はマネージャーとなって、ろくな説明もせずに、活気のない佐賀に活気を取り戻すためにご当地アイドルになってほしいと言ってくる。けれども、いつ頭が首から落ちてくるかわからない状態で、アイドル・グループをやっていくのは楽ではない。この陽気なホラーアニメで流れるのは、よほど年期の入ったアイドル・ファンでなければ作れない曲ばかりだ。


蘇った死者で結成した、ありえないアイドル・グループ

(今回は選ばれなかったが、2018年ではこの作品にも注目だ。『ゴールデンカムイ』(ジェノスタジオ)『ヒナまつり』(feel.)『ヲタクに恋はむずかしい』(A-1 Pictures)『ガイコツ書店員本田さん』(DLE)『少女☆歌劇レビュースタァライト』(キネマシトラス))
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翻訳・編集=小林綾子/S.K.Y.パブリッシング

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