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記憶をたどる旅にお付き合いいただきありがとう。今回が「傑作日本アニメ選」シリーズの最終回だ。

2010年代は世界の日本アニメファンにとって、今後も古典として語り継がれる名作が数多く生み出された豊作続きの10年だった。米フォーブスではその中から「1年ごとに5作品」、合計50本の傑作を厳選する。この50本以外にもいずれ劣らぬ珠玉がそろっており、紹介できないのが残念だ。

今回は2018年と2019年のベストアニメを紹介する。

2018年


『DEVILMAN Crybaby』(サイエンスSARU)


泣き虫で臆病な明が、筋骨隆々のスーパーマンに変身する。ただし、新しく得たこの力は恐ろしく高い代償を要求してくる。ホラー漫画の古典的骨格を借りながら、観る者を引きつけて放さない生々しさを持ち、湯浅政明監督の作品のなかでも最もダークな部類に入る。美しいアニメーションと禍々しいグラフィックが融合した、とっつきにくいが記憶に残る作品だ。


明が悪魔のような姿に変身する

『ゆるキャン△』(C-Station)


愛らしくてほのぼのとしたこのアニメを見たら、冬のキャンプに出かけたくなるだろう。女子高生5人が大自然のなかで、キャンプご飯を食べたり毛布にくるまって素晴らしい景色を眺めたりと、ゆるやかにキャンプを楽しむ。寒いときにキャンプをするための役立つ情報が盛りこまれている。


大自然のなかで、少女たちはひたすら楽しむ

『メガロボクス』(TMS、3×Cube)


近未来の世界。ボクサーは身体能力を向上させる強化外骨格ギアをつけて戦っている。どれだけギアに金をつぎ込んだかで勝者は決まる。ただし、ジョーだけは例外だ。天与の才だけを身にまとってリングに上がり、運を天にまかせる。チャンピオンを目指す命がけの戦いは、この10年間で最高の「負け犬」の物語だ。


『メガロボクス』のジョーは正真正銘の負け犬だ

翻訳・編集=小林綾子/S.K.Y.パブリッシング

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