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2020.05.20

アフターコロナ時代のスタートアップ支援ファンドを設立 クオンタムリープベンチャーズ

Number1411/Shutterstock.com

クオンタムリープベンチャーズが、「日本発グローバルスタートアップをスタンダードにする」というミッションの下、QXLV(キューエックスエルヴィ)投資事業有限責任組合を設立し、本格運用を開始した。

クオンタムリープベンチャーズは、元ソニー会長兼グループCEOの出井伸之が代表取締役を務めるクオンタムリープから、古谷健太郎が独立しスピンオフする形で、2019年3月に設立。ゼロイチの新規事業立ち上げや、グロース支援等を行う「スタートアップスタジオ」事業を運営してきた。

今回、アフターコロナ時代を見据えるベンチャー企業を資金面でも支援すべく、投資ファンドを組成した。

1号ファンドの概要

正式名称:QXLV投資事業有限責任組合
設立:2020年5月
規模:10億円(予定)
主要出資者:インキュベイトファンドほか

設立の背景と目的

コロナショックによる人的、経済的被害は、未だ収束の目処がたっていない。しかしながら、この契機により、人々の価値観や行動様式に大きな変化が起こっている。

今まで当然と考えられていた前提や常識が覆るこれからの時代こそ、新たな価値を提供し、未来のスタンダードとなるベンチャー企業の出現が期待されている。同ファンドは、そのような起業家を一番身近で支える存在として、スタートアップ業界の発展のみならず、社会全体に貢献することを目的としている。

特徴

投資先企業に対し、資金提供のみならず、スタートアップスタジオ(事業開発・プロダクト開発・エンジニアリング・ファイナンス等)でのハンズオンを無償提供することで、飛躍的な成長を目指す。

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投資対象

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GPメンバーの紹介

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共同代表パートナー 古谷健太郎(写真左)と豊田裕文(右)

共同代表パートナー 古谷健太郎(ふるや けんたろう)

1986年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒、早稲田大学ロースクール中退。

在学中、Webマーケティング会社を創業し、スマホ特化のサイト制作、広告運用事業を展開。また、複数社の海外ベンチャー企業(アメリカ・香港・シンガポール)の日本法人立ち上げに携わる。その後、大手IT企業の新規事業立ち上げ責任者の経験を経て、2018年よりクオンタムリープに参画、シニアディレクターに就任。出井伸之代表のアシスタント業務をメインに、顧問先、投資先企業のメンタリングやバリューアップ支援、新規投資実行を担当。

2019年3月、クオンタムリープベンチャーズを創業、代表取締役CEOに就任。

共同代表パートナー 豊田裕文(とよだ ひろふみ)

1986年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。

公認会計士試験合格後、有限責任監査法人トーマツに入社。大企業の監査から新規上場企業の監査業務を経験。2015年より個人事業にてIPO支援業務などに従事した後、2016年エボラブルアジア(現エアトリ)に入社し、投資事業(CVC)立ち上げ、スタートアップ投資のほか、M&A、IR、などに従事。2019年1月より同社執行役員。

2020年1月より、クオンタムリープベンチャーズに参画、同年2月取締役COOに就任。
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PR TIMESより

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