ビル・ゲイツが「この夏おすすめの5冊」を発表、今年は映画やドラマも

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その他、読む価値のある本


1. The Headspace Guide to Meditation and Mindfulness, by Andy Puddicombe
アンディ・プディコム著『からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする』

「私は何年もの間、瞑想には懐疑的だったが、今ではできる限りの頻度でやっている。時間が許せば週に3回。アンディの本と彼が作ったアプリ、Headspaceが私を改宗者にしました。元仏教の僧侶であるアンディは、助けとなる比喩をたくさん使って、瞑想の中でも分かりにくくなりがちな概念を説明してくれる。ストレスを解消し、毎日の集中力を取り戻すために数分を使うことができる今、これから始めるのがいいだろう」

2. Moonwalking with Einstein, by Joshua Foer
ジョシュア・フォア著『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオン』

「新しいスキルを身につけたようとしても、記憶力を鍛えるよりもうまくいかないかもしれない。フォアは、記憶がどのように働くのか、そしてなぜ一部の人々が驚くほど事実を思い出す能力を持っているように見えるのかに興味を持ったサイエンスライターだ。彼は自ら参加した全米記憶力選手権の内側を紹介し、そして驚くことに、彼が1年間でコンテストに優勝することを可能にしたテクニックを紹介する」

3. The Martian, by Andy Weir
アンディ・ウィアー著『火星の人』

「数年前のこの本を原作にした映画『The Martian』(※邦題:オデッセイ)を覚えている方もいるかもしれない。マット・デイモンが演じる、火星に取り残された植物学者は、恐怖心を振り払って『私は徹底的に科学してやる』と言っていた」

4. A Gentleman in Moscow, by Amor Towles
エイモア・トールズ 『モスクワの伯爵』

「この小説の主人公は自分が住んでいる建物から出られないという、いまの私たちに似た状況の中で生きている。しかし、彼は感染症のせいでそこに閉じ込められているのではない。時は1922年。彼はロシア人伯爵で、ホテルで自宅軟禁されて終身刑に服している。楽しく、賢く、驚くほど楽観的な物語だと思った」

5. The Rosie Trilogy, by Graeme Simsion
グラム・シムシオン著『ワイフ・プロジェクト』など三部作

「ロージーの小説は3作とも私を大笑いさせてくれた。アスペルガー症候群の遺伝学教授が、(1冊目で)妻を探し、(2冊目と3冊目で)家族を作る。究極的には、多くの人が奇妙だと思っている人でも、その人の心の中に入りこんでみれば、他の人とそれほど違わないことがわかる、という物語だ。妻のメリンダが私にこれらの本を勧めてくれて、とても嬉しく思う」

お勧めのコミックブック


1.The Best We Could Do, by Thi Bui
ティ・ブィ著『The Best We Could Do: An Illustrated Memoir(未邦訳)』

「コミックやグラフィックブックはあまり読まないが、本当に楽しめたいくつかの作品を紹介しよう。最高の作品には驚くべきストーリーテリングと印象的なビジュアルが組み合わされているが、例えばこの作品。著者の回顧録で、ベトナム戦争を生き延びた両親の経験をあらためて評価している。親であることと難民であることの意味を探る、非常に個人的な本」

2. Hyperbole and a Half, by Allie Brosh
アリー・ブロッシュ著『Hyperbole and a Half: Unlighted Situations, Flawed Coping Mechanisms, Mayhem, and Other Things that Happened(未邦訳)』

「もっと軽く読めるものならこれ。3時間もあれば読破できる。だけど、もっと長く続いてほしかったと思う人もいるだろう。彼女の文章は最高におかしくて鋭い。私は何度も音読してメリンダに聞かせた」

3. What If?, XKCD Volume 0,by Randall Munroe
ランドール・マンロー著 『ホワット・イフ?──野球のボールを光速で投げたらどうなるか』『xkcd: volume 0(未邦訳)』

「元NASAのエンジニアであるマンローが型破りな科学の授業を魅力的な漫画にしている点が気に入っている。私の本棚には彼の最新本、『How To :Absurd Scientific Advice for Common Real-World Problems』もあって、すぐに読んでみたいと思っている。読んだ人は感想を聞かせてほしい」
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