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2020.05.20

【5月第2週資金調達まとめ】創薬スタートアップのモジュラス、27億1000万円の調達など


ティエムファクトリ


調達額:6億7000万円
引受先:YKK AP / めぶきフィナンシャルグループ / フューチャーベンチャーキャピタル / ユニバーサルマテリアルズインキュベーター / 三菱UFJキャピタル / 京都大学イノベーションキャピタル

透明断熱材「SUFA」を開発しているスタートアップ。

「SUFA」は京都大学との共同研究により開発した、エアロゲル。最も大きな特徴は、その断熱性能と透明度の高さ。

これまでエアロゲルの作製には、超臨界乾燥装置と呼ばれる高価な装置が必要であったため、現実的な価格での販売が困難であった。

SUFAの熱伝導率はモノリスタイプで0.012W/m・K程度と大変低く、断熱材としての性能は世界最高レベル。また、これまで断熱が困難だった窓や透明部の断熱が可能になった。

住宅や自動車、保冷物流などの業界で搭載されれば、熱マネジメントを効率化し、地球環境への負荷低減に大きく貢献していく。

2020年5月に6億7000万円の資金調達を実施。当社の主力商材である、超軽量透明断熱材「SUFA」の更なる研究開発および、量産化へ向けた研究環境を強化していく。

チュートリアル


調達額:5億5200万円
引受先:Archetype Ventures / DNX Ventures / セールスフォース・ドットコム
備考:シリーズAラウンド

クラウド型RPA製品の中でも高い汎用性を実現したオートメーションプラットフォーム「Robotic Crowd」を運営するスタートアップ。

「Robotic Crowd」は、APIが提供されているシステムはもちろん、APIが提供されていないシステムや社内システムを含め一つの設定画面から自動化することができます。

さらにデータの加工整形、文字認識(OCR)、ヒューマンインプット(自動化処理に人的操作を含める)も同じ設定画面から設定できるため、幅広い業務に適応できるのが特長だ。

すでにwantedlyやDeNA、ディップなどといった上場企業に対しての導入実績をもっており、人工知能やクラウドソーシングなどといった外部連携機能を充実させている。

2020年5月には、シリーズAファイナンスとして、DNX Ventures、セールスフォース・ドットコム、Archetype Ventures の3社を引受先とした合計5億5200万円の第三者割当増資を実施。

調達した資金をもとに、既存事業である「Robotic Crowd」の開発・販売体制の強化に加え、「Robotic Crowd」を活用し、広告・人材・EC運営事業者・飲食店・保険業界等、特定の業界の特定の課題を解決するソリューションを提供することを狙う。
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文=STARTUP DB

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