家族の歴史を「ボイス」で残す、クローズドSNSアプリの魅力

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家族のストーリーを声で記録し、友人や愛する人々と共有するアプリ「SAGA」が登場した。このアプリは家族の物語を、プライベートなポッドキャストのような形式で保存することを可能にする。

SAGAは毎週、登録されたメンバー宛てに複数の質問を送信する。回答はSAGAのアプリ内から、もしくは電話から行える。家族でソーシャルメディアを利用する際に課題となるのは、高齢者のアプリへのアクセスが難しいことだが、SAGAは電話からも利用可能となっている。

SAGAは家族内でシェアするプライベートなポッドキャストの制作を支援するアプリだ。毎回のエピソードのテーマには、両親の出会いの物語や、祖父母たちがいかにして米国にやってきたか、戦時中の思い出話などが用意されている。

録音されたボイスは、家族専用のポータルに保存され、家族のメンバーや承認を受けた知人のみがアクセス可能になる。また、それぞれのエピソードにコメントをつけることも可能だ。

レコーディングは電話からも可能なため、テクノロジーに疎い高齢者も手軽に利用可能だ。素材がそろったら、キュレーションを加えて、ポッドキャスト番組のように加工することが可能になる。

SAGAは現在、iOSのアップストアで公開されている。新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、5月31日までの期間は、10万人限定で1カ月の無料トライアルへの申込みが可能となっている。

編集=上田裕資

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