幸福でいるために効果的な3つの教訓
1.社交的でいる
「調査では、幸せな人ほど社交的な傾向が強いことがわかりました」と、サントス教授は言います。
「社交的になることは、新型コロナウイルスの時代には難しいことです。ソーシャルディスタンスとは、大切な人たちと物理的に接触できないことを意味するからです」
しかし、テクノロジーの進化がこれを解決してくれるのだと彼女は説明します。「この調査では、リアルタイムで交流できること、つまりZoomやFaceTimeのようなツールは、人と人がつながる上で大変強力なものになることが分かりました」
「相手の表情を見て、声に込められた感情を聞き取ることで、本当に人とのつながりを感じることができるのです」
2.他の人を助ける
「幸せな人は本当に『利他主義』な傾向が強いです」と、サントス教授は言います。つまり、自分よりも他の人の幸せを優先するのだそうです。
「文化的に考えると、少々ややこしい話かもしれませんね」と、彼女は語ります。「『セルフケア』という自分を自分でケアする概念があります。しかし、寄付など他人に良いことをすると、自分の幸福感が高まるという調査結果があります。無作為に親切な行為をするのは、誰もが苦しみを感じる時代だからこそ、信じられないほど力を発揮するのです。そして社会全体に対してもポジティブな影響を与えます」
3.今を生きる
言い換えると、「マインドフルネス」を実践することです。「幸せな人は、今この瞬間に意識を向けています。今の自分に意識を集中させているのです」と、サントス教授は語ります。
「瞑想は、今、自分の体の中で起きていることにだけ集中できるので、こうした危機の中では信じられないほどパワフルなツールになります。補充用のトイレットペーパーをどこで手に入れようか、高齢の親戚はどうしているだろか、と思い巡らさずに済むのです」