I write about the world's most successful entrepreneurs.

Photo by Chesnot/Getty Images

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、小売業に「生活必需品を扱う店舗、それ以外」という新たな分類方法をもたらした。前者に分類された世界最大規模の小売業者の一つ、米ウォルマートは需要が急増。数十万人を新たに採用するなど、雇用も加速させている。

フォーブスが先ごろ発表した世界の公開会社のランキング「グローバル2000」で、ウォルマートは前回から10ランク順位を上げ、19位となった。小売業者だけでみた場合のランキングでは、アマゾン・ドット・コムから首位を取り戻している。アマゾンは今回、全体のランキングでは22位(前回から6ランク上昇)だった。

最新のランキングは、2020年4月30日の各社の株価と、同日までの12カ月の財務データ(今年第1四半期分は同日までに発表済みの場合のみ)を反映したものとなっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を完全に写し出したものとは言えないものの、パンデミックにおける勝者となるか敗者となるかについての見方は、同日の各社の株価に織り込まれているとみることができる。

パンデミックが続くなか、ウォルマートやアマゾン、ターゲット(全体の196位、小売業で9位)といった小売業者は、実店舗とオンライン販売の双方で、食料品をはじめとする生活必需品を消費者に供給するための重要な役割を果たしている。さらに、これら3社は需要の急増に対応するため、それぞれの店舗と物流拠点で、合わせて50万人以上を雇用している。

一方、インターネット通販最大手の中国のアリババ集団は、(医療従事者に不可欠な)個人用保護具(PPE)を調達する上での重要な存在となりつつある。全体での順位は前年から28ランク上昇、31位だった。2019会計年度の売上高は、前年比51%増のおよそ560億ドル(約5兆円9890億円)となっている。

加工食品やパーソナルケア製品、掃除用品を取り扱っていることから生活必需品を販売する店として分類された1ドルショップのダラー・ゼネラルは、前年から205ランク上げて、354位。ダラー・ツリーは、同342ランク上昇して600位につけた。そのほかホームセンターなども、順位の上昇が目立った。

編集=木内涼子

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