秩序正しく整然と並ぶよう製造された鍵盤やハンマー、そしてかつて響かせたはずの繊細でクリアな音色。それらと現在の変わり果てた姿の間の劇的乖離こそ、人が「壊れたピアノ」に心惹かれる理由かもしれない。
ある種ディストピア的な風景にも思える「廃屋の中のピアノたち」。ここ数カ月、私たちが声もなく戦うことを余儀なくされた災禍をも思いながら、1枚ずつ見ていくことにしよう。
「声なき音色」で何を紡ぐか|廃屋の中のピアノたち(後編)に続く
#1 Abandoned Piano
#2 French House(フランスの家屋にて)
#3 Impressive Abandoned Palace In Poland(ポーランドの宮殿にて)
#4 German Sanatorium(ドイツのサナトリウムにて)
#5 Italian House(イタリアの家屋にて)
#6 German Castle(ドイツの古城にて)
#7 Belgium House(ベルギーの家屋にて)
#8 Abandoned School In Abkhazia(廃校になったアブハジアの学校にて)
#9 French Castle(フランスの古城にて)
#10 Italian Agriculture School(イタリアの農学校にて)
#11 Rococo Library Built In The 18th Century(18世紀に建てられたロココ朝の図書館にて)
#12 Abandoned School In Abkhazia(廃校になったアブハジアの学校にて)
#13 Abandoned Villa In Germany(ドイツのヴィラにて)
#14 Abandoned Palace In Poland(ポーランドの宮殿にて)
#15 German Villa(ドイツのヴィラにて)
#16 German Hospital(ドイツの病院にて)
#17 Italian House(イタリアの家屋にて)
#18 Villa Built In The Late 19th Century(19世紀終わりに建てられたヴィラにて)