「新しい地図」がファンドを設立した理由。3人が理想とする社会


現在、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人も、テレビ番組はリモート収録で出演、外出自粛生活を続けている。その様子はそれぞれのSNS個人アカウントからも知ることができる。


5月8日に稲垣の公式インスタグラムにアップされた自宅に飾られたバラの写真。(稲垣吾郎@goro_inagaki_official)

稲垣は、自宅に飾った花の写真をインスタグラムで共有する他に、映画・音楽鑑賞、本を読み返したり、新しい作品に出会ったりすることを続けている。


草彅の愛犬、クルミと3匹の子犬。(草彅剛@tsuyoshikusanagi_official)

愛犬の様子をインスタグラムで公開しているのは草彅だ。YouTubeでは、家でできる簡単なダンスなども公開している。


「僕が塗った」という香取のコメントとともにアップされたイラスト。(香取慎吾@katorishingo_official)

香取は「NURIE(ぬり絵)」を作成して、インスタグラムで共有。多くの人がぬり絵作品を楽しめるようになっている。

2017年の結成当初から続く多方面へのサポート活動と同じく3人が継続してきたのが、SNSを活用した芸能活動だ。

今では芸能人がYouTubeをはじめとするSNSで発信することも一般的だが、3人は、こうした芸能活動におけるパイオニアでもある。

「弱い立場にある人を想像してみる。自分だって、いつそうなるかわからない。このポケットは、for youだけどfor meでもあるんだ。誰かにやさしくするって、すごく幸せなことだしね」

「LOVE POCKET FUND」のWebサイトからこうメッセージを発信した彼らの行動力をきっかけに集まった支援金を、これからの日本への、わずかな希望の形として捉えることもできるのではないだろうか。

文=守屋美佳 取材協力=日本財団

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