ビジネス

2020.05.13

コロナ時代に起業家が考えるべき3つのこと


3. 攻勢に出る


アルバート・アインシュタインは「どんな危機の中にも、絶好のチャンスがある」と言ったとされています。会社の立ち位置が比較的良い場合は、この機会を利用して攻勢に出ることもできます。これには様々な方法が考えられますが、その中からいくつかをピックアップしました:

M&A:今は買い手市場です。もしかしたら競合他社が火の車になっているかもしれませんし、参入を考えていた事業を手に入れるチャンスを掴めるかもしれません。それらの機会を前向きに検討するなら、今がその時かもしれません。

採用:他社で解雇が増えているので、非常に優れた人材を確保するなら今が絶好のタイミングかもしれません。平常時には、優秀な人材はすでに魅力的なポジションについているので、彼らを引き抜くことは容易ではありません。今後、解雇が増えて情勢が不安定になる可能性を考えると、これは優秀な人材を手に入れるチャンスかもしれません。

顧客獲得:多くの企業が苦境に立たされ、中には販売を控え、マーケティング費用を削減している企業もあります。その結果、顧客獲得単価(CAC)が大幅に下がっているケースもあるかもしれません。なんらかの方法で、この機会を活用することはできないでしょうか?

「これもまた過ぎ去るだろう」というペルシャの格言があります。今の状況は悲劇的かもしれませんが、きっと私たちは乗り越えるでしょう。上に述べたことを検討し、会社がこの危機を耐え抜くことができるように準備をしたら、次は従業員たちを安心させてあげてください。

創業者たちは先行きが不透明でも落ち着いていられるかもしれませんが、ほとんどの従業員はそうはいきません。社員のために会社の安定を確保するだけではなく、具体的にどのような戦略でこの苦しい時期を乗り越えるのか、社員と十分に共有してください。

最後になりましたが、自分の健康を守ることもとても大事です。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、運動をしましょう。あなたのチームのためにも、心身ともに健康であることを心がけましょう。彼らは今まで以上にあなたを必要としているのですから。

連載:VCのインサイト

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