転職すべきタイミングを示す3つのフレーズ

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転職のきっかけはしばしば、自らを振り返ることだ。そして危機の時とは、いかに過酷な状況であろうとも、自らを振り返るチャンスになる。もしかしたら、しばらく前から転職を考えていた人もいるかもしれない。あるいは、レイオフや一時帰休を踏まえて、転職を思い立ったという人もいるだろう。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、米国では2020年3月の失職者数が、2007年から2009年にかけて起きた暗黒の世界金融危機以来、最大となった。先が見通せない今の時代、自分にとっての正しいキャリアパスおよび会社とは何か、自分を差別化できるスキルセットは何で、それを最大限に活かして現在ならびに今後の企業ニーズにうまく応えていくにはどうすればいいのかを、明確に把握したいとあなたは考えているだろう。そして、適切な求職活動を行い、企業から求められ、見つけてもらえるようにしなくてはならない。

自らの今後について考え、内省する日々を過ごすなかで、以下に紹介する3つのフレーズが何度も頭に浮かんだのなら、今こそ、転職する絶好のタイミングかもしれない。

仕事がつまらない


仕事をしていて退屈だと感じるのは、一時的なことかもしれない。あるいは、職業や勤務先の業界を変えない限り、解消されないこともある。経営コンサルティング会社コーン・フェリー(Korn Ferry)が約5000人を対象にして実施した調査によると、「仕事が退屈」は、転職を決める理由の上位に挙げられている。

仕事を退屈に感じる理由をいくつか挙げよう。

・自分が最も得意とするスキルをあまり活用できていない。
・環境を変える必要がある。
・仕事に意味を見出せずにいる。
・以前ほど知的な刺激が得られなくなった。
・価値観が変わり、仕事と一致しなくなった。

退屈だという感情は、それが変化へのきっかけとなるのであれば、かならずしも悪いことではない。しかし、退屈だと思い続けている状態では、孤立感を覚え、仕事に身が入らず、能力を十分に活用できていないと感じる可能性があり、場合によってはストレスになる。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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