@ghouletsというハンドル名のユーザーは5月6日、「彼女は以前から魅力的だった。世間の人々は肥満恐怖症なのだ」とツイートした。この投稿は数日間で約20万回リツイートされ、100万件以上のいいねを集めた。
Lukeと名乗る投稿主はフォーブスの取材に、「私は世間の人々が、彼女が以前よりも見栄えするようになったと述べていることを不快に思った。これは、昔のアデルと同様の体型の人々にとって失礼な話だ」とコメントした。
「この世に理想的な体型などというものは存在しない。私たちは、女性の体型の変化を(女性自身が望まない限り)褒めるべきではない」とLukeは続けた。
アデルの元トレイナーのPete Geracimoは、インスタグラムのコメント欄に「彼女は他の人々を嫌な気分にするために体重を落とした訳ではない」と投稿した。
「Rolling In The Deep」や「Hello」などの名曲で知られる彼女の歌声は多くの人々を魅了してきたが、その外見が話題になることも多かった。
ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドはかつて、彼女が「太り過ぎだ」とコメントした。しかし、アデルが32回目の誕生日にインスタグラム投稿した写真は、彼女が減量に成功したことを見せつけた(アデル自身はダイエットについては触れていない)。
トム・ハンクスの妻であるリタ・ウィルソンは、アデルの投稿に「すごくゴージャス!」とコメントした。一方で、「昔のアデルのほうが良かった。ぽっちゃり気味のほうが可愛い」という意見もあった。
ニュースサイトThe Daily Beastは「アデルのダイエットに関するコメントはゴミばかりだ」という辛辣なタイトルで、この論争を記事化した。
記事では8年前に彼女を表紙に起用した際、フォトショップで大幅に整形を加え、強い批判を浴びたヴォーグ誌が、アデルを擁護する記事を掲載したことにも触れられた。ヴォーグは「アデルのダイエットは彼女自身の問題であり、周囲の人々が口をはさむべき話ではない」と述べている。