在宅勤務がうまくできない上司 どう対処すれば?

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4. 仕事を増やすことの良し悪しを考える


上司の行動を変えるには、追加の報告書を作ったりテクノロジー面で上司を支援したりするだけでは足りない場合もある。在宅勤務がどれほどの期間続くかは分からないので、時間と労力を投じて上司の行動を変える価値は恐らくあるだろう。

だが一方で、自分の方がビデオ会議に慣れている場合は上司の代わりに会議に出席したり、分析やプレゼンのスライド準備を代わりに引き受けたりする方が良いこともある。困っている上司を助けることで、良い印象を残せる可能性もある。この道を選ぶ場合、引き受けた追加の仕事は全て記録し、人事評価の際に主張できるようにしておこう。上司が気付いていないようならなおさらだ。

5. 現状を定期的に見直す


カレンダーに月1回リマインダーを設定し、今の働き方について見直そう。最初に決めたことに固執する必要はない。自分や上司にとってうまくいっていないことがあれば、再検討しよう。こうすることで上司は、あなたが仕事での対人関係に気を使っていることや、周囲の役に立とうとしていること、柔軟性があり変化をいとわないことを理解できる。

定期的に自分の働き方を見直すことは、悪習を身につけることや仕事への自己満足を避けるための賢い習慣となる。

部下や同僚とも確認する


上司との関係管理に取り組む一方で、自分の部下や対等な同僚との関係も忘れないこと。相手にものを頼み過ぎていないだろうか? 逆に、十分な指導ができているだろうか? 部下や同僚が自分と同じくらい在宅勤務に慣れていると思い込まないこと。様子を確認し、今感じていることや必要なことを直に尋ねよう。ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が必要な今、多くの人がつながりを減らすのではなく強めたいと思っているのだ。

編集=遠藤宗生

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