for Startups,Inc.運営のSTARTUP DB編集部による連載

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、4月5週目の“注目のトピック“として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

インフォステラ


調達額:3億8000万円
調達先:Airbus Ventures / ソニー / 三菱UFJキャピタル / 三菱UFJリース / 大和証券グループ本社
備考:転換社債型新株予約権付社債により調達

周回衛星向け地上局共有プラットフォーム「StellarStation」の開発を行い、アンテナの共有による衛星通信の実現可能性を検証しているスタートアップ。

昨今では、超小型衛星の打ち上げ費用が格段に下がった事により、一般企業による衛星の打ち上げ数は急増している。今後も技術革新により、さらにコストが下がり増えてくる可能性が十分にある。

そんな中、アンテナを含めた地上局の非効率性に目を付けたのが同社であり、待機時間となってしまっているアンテナを他の衛星運用者に貸すマーケットプレイスを構築している。

そのマーケットプレイスを使用する事で、衛星運用者はより多くのデータを送受信する事ができ、アンテナ使用者も膨大なコストの一部を抹殺する事が出来るというwin-winな関係を見事に構築した。

2020年4月30日には、Airbus Ventures、Sony Innovation Fund、大和エナジー・インフラ、三菱UFJキャピタル、三菱UFJリースを新たに迎え、新株予約権付社債による総額3億8000万円の資金調達を実施。

柔軟に地上局ネットワークの拡充が図れるような取り組みを協議していく方針だ。

BONX


調達額:3億1000万円
調達先:TIS / イノベーション・エンジン / ハックベンチャーズ / 兼松コミュニケーションズ / 加賀電子 / 慶應イノベーション・イニシアティブ / 他、個人を含む投資家
備考:シリーズCラウンド

スノーボーダーであり外資系コンサルで活躍していた経歴を持つ宮坂貴大氏が長野の雪山で、ウェアラブルコミュニケーションデバイス「BONX Grip」のアイデアを思いつき、設立されたスタートアップ。

「BONX Grip」は遊びながらみんなで会話を楽しむことができる新型コミュニケーションツールであり、独自のイヤフォンとアプリを組み合わせることで、距離無制限で最大10人が同時に会話に参加することを可能にしている。

話すと同時に通信が開始され、話し終わると通信が自動で終了されるため、バッテリーの節約やデータ通信量の削減が可能になっている。

また、BONXイヤフォンは開放型であるため、周囲からの音をシャットアウトすることなく環境音も聞き取れ、危険をすぐに察知することができ安全性にも優れている。

2020年4月には、慶應イノベーション・イニシアティブ、加賀電子、イノベーション・エンジン、兼松コミュニケーションズ、ハックベンチャーズ、TIS、その他個人を含む投資家から、追加出資を含む総額約3億1000万円のシリーズCによる資金調達を完了。

この調達を受けて、同社が開発を行っているエクストリームコミュニケーションギア「BONX Grip」の販売拡大、2017年12月にサービスをローンチした業務向けグループコミュニケーションツールである「BONX for BUSINESS 」の機能拡充を加速させて行くと共に、新規株主との営業パイプラインの拡充・拡販や新機能開発での協業を推進していく方針だ。

文=STARTUP DB

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