ビジネス

2020.05.08

年々ブランドが増加。なぜ、世界でサプリメントD2Cが注目されているのか?

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ritual



ritualは、「hims」や「Sui+」とは対照的に、女性をターゲットにしたサプリメントブランド。

18歳以上の女性を対象にしたサプリメント、50歳以上の女性を対象にしたサプリメント、妊活をしている女性を対象にしたサプリメントの3種のラインナップが展開されている。また、サプリメントに含まれている成分についてのリサーチや、健康・ウェルネスについてのトピックスを自社で運営しているメディアを通して情報提供している。

fujimi



fujimiは肌診断をすることで自分にあった5種類のサプリメントが毎月配送されるサービスだ。

美容にフォーカスした処方設計で、「ビタミンACE」や「アスタキサンチン」、「L-シスチン」といった、美容に関する効果が確認されている成分が採用されている。最近ではサプリメント同様の肌診断で自分にあったフェイスマスクが配送されるサービスもスタートした。

HVMN



HVMNのNootroboxは、脳機能に働きかけるサプリメント群だ。

記憶力の「Rise」、オメガ3脂肪酸を含んだ「Kado」、集中力の「Sprint」、睡眠の「Yawn」の4ラインナップが展開されています。各サプリメントのエビデンスについても積極的に公開している。脳機能系サプリメント以外にも、アスリート向けのラインナップや、ダイエットのためのMCTパウダーなどを販売中だ。

doop



doopは先に紹介したHVMNのNootroboxに似たスマートサプリメントブランド。「夢みる人を肯定する。」をミッションに、ハードワーカーやプロゲーマー、アスリートなど「何かに打ち込む」人々を応援するラインナップを展開している。

集中力を考えた「Zone」、リラックスを考えた「Chill」、睡眠について考えた「Akubi」、疲労について考えた「Charge」、体調管理について考えた「Guard」の5ラインナップを発売予定で、現在応援購入サービス「Makuake」で事前販売が行われている。

ザイナマイトやCBD、ラフマといったあまり市場に流通してこなかったものの効果的な成分を採用していることが特徴で、サプリメントメディア「alloeh」を運営しているALLOEH社からリリースされた。

ウェルネスのためのサプリメント




「病気ではない状態」を定義するヘルスケアの先に行き、健康をベースとして豊かな人生を築いていく「ウェルネス」を考えれば、健康管理だけではない様々なニーズ(ex. 美容、仕事のパフォーマンス etc.)を支えるサプリメントはとても便利なものである。

以前は「怪しい・ダサい」という印象を持たれがちだったサプリも、法整備による品質向上や、D2Cサプリメントを中心に持ち歩くにも誇らしいデザインが施されるなど、印象も徐々に変わってきた。

こういった品質・印象の変化もあり、規則正しい生活、食生活、運動、社会との健全なコミュニケーション、マインドフルネスなどといったウェルネスアクションと同列にサプリメントの活用を意識する人も増えた。

今まで使ったことのない人も、自分のニーズに応じた製品を探してみて、気になるものがあれば試してみてほしい。


副島 侑汰朗◎株式会社ALLOEH 代表取締役社長。「alloeh」「alloeh supplements」「doop」など、複数のサプリ関連事業を展開するウェルネスベンチャーを立ち上げる。「想いどおりの生きかたへ」を掲げ、生来の性質や環境のみに囚われず生きたいように生きられる人生を標榜している。約10年間にわたって100種類を優に超えるサプリを使用してきたサプリオタクで、サプリメントインストラクターとしても活動している。

編集=新國翔大

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