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Olga Gavrilova / shutterstock.com

日々仕事に行ったり、出掛けたり、友達と会ったりしていた人にとっては、毎日家で隔離生活を送るのは楽ではない。しかし、新型コロナウイルスの流行が始まる前から、仕事の一環として隔離生活を送り、世界から切り離された状態を乗り切る方法を見出してきた人々がいる。

仏クルーズ企業ポナンの持続可能性・遠征担当ディレクター、ニコラ・デュブレイユは過去20年間にわたり、人里離れた地域への長期間の遠征を行ってきた。滞在期間はときに悪天候によってさらに長期化し、南極で小さなテントに数週間閉じこもって吹雪が去るのを待ったり、アマゾン熱帯雨林の秘境で延々と続く暴風雨をやり過ごしたりしなければならない。

デュブレイユはこうした遠征を共にするチームへのアドバイスとして、どんなものでもいずれは終わることを心に留めるよう忠告している。また、継続期間を短く見積もるのではなく、冷静な推測に基づいて期間を割り出した上で、それを倍にするのだという。「後から期間を延ばしていくよりも、悲観的に考える方がよい」と彼は述べている。

またデュブレイユは、今の状況を最大限活用するよう助言している。今ある時間を休息と回復に利用し、状況をコントロールしようとするのではなく、それに適応するために想像力を使うこと。また退屈にならないよう、スケジュールを決めることも役に立つ。誰かと一緒に隔離生活を送っている場合、その人のためになることをするよう、デュブレイユは勧めている。これは利他的な行為であるだけでなく、こうした状況から生じる自己中心的な思考を減らすことができる。

南アフリカのサファリツアー企業アンドビヨンド(&Beyond)のガイドであるダーメン・ファイファーもまた、監視員としての訓練や野生動物の追跡の際に人里離れた未開地で一人きりの時間を過ごしてきた。ファイファーは、心を落ち着かせ、パニックになないことの必要性を強調し、「現状を現実的に考え、今後の日々で成功を収めるため必要なものを想像すること」と語っている。

編集=遠藤宗生

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