プロッサーによるとiPhone 12には4モデルが用意され、全機種が5G対応でディスプレイはOLEDになるという。一方で、サイズは3種類(5.4インチ、6.1インチ、6.7インチ)で、カメラの仕様も異なっている。各モデルの仕様及び価格は、下記のように予測されている。
5.4インチiPhone 12 /デュアルカメラ:649ドル
6.1インチiPhone 12 /デュアルカメラ:749ドル
6.1インチiPhone 12 Pro/トリプルカメラ+ LiDAR:999ドル
6.7インチiPhone 12 Pro Max/トリプルカメラ+ LiDAR:1099ドル
まず最初に言えるのは、これは非常に思い切った価格設定であることだ。価格そのものは現行モデルのiPhone 11シリーズ(699ドル、999ドル、1099ドル)とほぼ同じレンジではあるが、新たに5G対応を果たした上でこの価格というのは非常に魅力的だ。
サムスンの5G対応のGalaxy S20シリーズは従来のモデルより20%近く高い、999ドルからとなっている。
さらに、今回のiPhone 12シリーズには、iPhone 11の最も安価なモデルより50ドル安い5.4インチのエントリーモデルが用意されている点にも注目したい。また、6.1インチ版のiPhone 12は同サイズの11よりも50ドル高いが、5G対応でOLEDディスプレイを備え、ノッチの面積も抑えられることになる。
唯一気がかりなのは、12 Proシリーズの2機種に搭載されるLiDARセンサーの仕上がりだ。LiDARはAR(拡張現実)アプリやゲームの体験を大きく変えるテクノロジーとして期待されるが、現時点でその性能を確認することは不可能だ。コストに敏感なアップルファンは、Pro以外のモデルを選択するのも賢明かもしれない。
プロッサーは今回のリーク情報の入手元が、彼にiPhone SEの正確な発売日を伝えた人物であると述べており、これらの予想価格の信頼度はかなり高そうだ。
しかし、iPhone 12シリーズの魅力が価格のみではないことは明らかだ。12は全機種が5G対応になるだけでなく、ノッチの面積を狭め、全てのモデルに120Hz のリフレッシュレート仕様のOLEDディスプレイを備えている。また、チップは最新型のA14チップだ。
アップルが既に発売済みの新型iPhone SEは、今年最もお買い得な端末と言えるだろう。しかし、今後発売されるiPhone 12シリーズも、非常に魅力的なデバイスとなることは明らかだ。