飲み比べセットをECで提供 スタートアップx京都老舗酒蔵の「オンライン蔵元会」

Westend61/Getty Images

新型コロナウイルスの影響による日本酒の消費低迷のなか、新しい日本酒の楽しみ方を提案すべく、日本酒スタートアップ・酒ストリートが、「京都・洛中最古の酒蔵」松井酒造と共同で2020年5月16日(土)、「オンライン蔵元会」を開催する。

限定の少容量飲み比べセットを提供し、蔵元自身から酒やそれにまつわるストーリーを聞きながら味わうことで、消費者と生産者が一体となる「オンラインでも本格的な蔵元会体験」を実現する。

本格的な蔵元会の交流を自宅で


新型コロナウイルスの影響により飲食店の休業・自粛営業が続く中、日本酒の消費は大きく減少している。本来であれば4月以降、冬季に製造を終えた酒蔵等が試飲会をはじめとしたイベントを開催し販売促進活動を行う時期に入るが、これらの活動も自粛が続いている。

そこで酒ストリートは、オンライン会議ツール「ZOOM」を活用して消費者と酒蔵の接点を作り、日本酒の消費拡大に貢献すべく「オンライン蔵元会」を開催する。

「オンライン蔵元会」は、松井酒造と酒ストリートが共同で、イベント専用に用意した少容量・多種類飲み比べセットをオンラインで販売し、イベント当日にその酒を造った蔵元本人から商品に込めた思いや蔵の歴史といったストーリーの説明を聞きながら味わう形式で開催する。日本酒ファンに人気のあるオフラインでの蔵元会と同様の、本格的な交流を自宅で体験できる。

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酒ストリートでは、今後もさまざまな酒蔵と同様のオンライン蔵元会を開催し、外出自粛の状況でも生産者である酒蔵と消費者の一体感を生みだしていく。今後のイベントでは、前例のないオンラインでの「詰め替え販売」による小容量・多種類飲み比べセット販売も実施予定だ。

詰め替え販売とは

「酒類販売業者等が仕入れた酒類をあらかじめ別の容器に小分け等して販売する行為」のことで、酒税法および関連法規により、酒販店が所定の届け出を事前提出することで可能になる。

詰め替え販売は、届け出や表示義務の煩雑さ、品質管理の難しさから従来、酒類販売事業者等が避けてきた販売方法だった。一方で消費者からは、1.8Lまたは720mlと比較的大容量での販売が主体である日本酒について、従来から少容量販売の根強い要望があった。

酒ストリートは、新型コロナウイルスの影響により日本酒の消費が低迷するなか、新たな需要創発を図る目的で今回、イベントと連動したオンラインでの少容量販売に、この詰め替え販売も組み合わせて対応する。今後も日本酒の多様な楽しみ方を提案することで、国内需要の喚起に貢献していく。

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オンライン蔵元会で提供する飲み比べセット

イベント概要

日時:5月16日(土) 19時00分~21時00分

参加方法:酒ストリートのオンラインショップにて対象商品を購入後、Eメールで送付されるオンライン会議の招待URLから参加
*事前にオンライン会議ツール「ZOOM」のアカウント登録とインストールが必要

参加人数:先着30人

販売商品概要
松井酒造「神蔵」「富士千歳」150mlx6種飲み比べセット(オンライン蔵元会参加権付き):5000円
*金額には消費税(10%)を含む。
*別途、地域に応じた送料が加算される。

PR TIMESより

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