2. 機会をうかがう
周囲の話をずっと聞いていれば、自分のアイデアにつながるような発言が、いずれは誰かから出てくる。時間がかかったとしても、そうした発言を気長に待って、まずは「とても良い点ですね」などと言って相手のアイデアが気に入ったことを説明しよう。人のアイデアに敬意を示すことで、互いを尊重し合う気持ちが生まれる。
3. 人のアイデアを受け入れ、拡大する
誰かのアイデアを褒めたら、それに自分の考えを追加しよう。「それは良い点ですね。そのアイデアをさらに拡大できないでしょうか」と言う。これにより、あなたが周囲の意見に注意を払っていること、相手のアイデアに反対ではないこと、チームワークを尊重する意思があることが示せる。
4. 視点を変える
自分のアイデアを売り込む前に、他者のアイデアを評価していることを再び強調することが大事だ。「これは素晴らしいアイデアかもしれません」と言い、一呼吸おいてから「でも、全ての角度から検討できているでしょうか?」と言って、違う視点を提示しよう。他人のアイデアを違う視点から見ることで、そのアイデアが信頼できるもので、自分がまだ関心を持っていることを示しつつ、相手の心を少し開いて新たな角度から考えるよう促すことができる。
5. 人ではなく慣習について、敬意を持って異議を唱える
現代社会ではイノベーションが歓迎されるが、それには過去やその場にいる人(特に上司)に対して無礼とならないことが必要だ。相手のアイデアについては「この業界では今までにないもので、突破口となるかもしれないので、全ての可能性を検討するべきかと思います」などと言おう。こうすれば、その場にいる人ではなく、それまでの慣習に異議を唱えていることになる。
6. 自分の真のアイデアを明かし、相手のおかげで思いついたことにする
自分のプライドを押し殺すのは難しいかもしれないが、あなたの意見が重要になるのはここからだ。「今の話を聞いて、あるアイデアが浮かびました。突飛かもしれませんが、〇〇はどうでしょう?」と言おう。インスピレーションの源になることで悪い気がする人はいない。