キャリアでの失敗から学べる3つのこと

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多くの人は失敗を恐れる。中には、どんな代償を払ってでも失敗を避けようとする人がいる。しかし、失敗を避けるために取る行動により、仕事での成長とキャリアの前進が妨げられてしまうことがある。

過去から学ぶことは可能なので、自分の仕事を本気と善意を持って進め、その中で学びを得よう。ここでは、失敗から学びキャリアに役立てられる3つのものを紹介する。

1. 自分ではどうしようもないことについては心配しない


時には自分が望むものを得られないこともあり、それは自分の責任だとは限らない。

社内に自分が就きたいポジションがあったとする。その役職に興味があることを伝え、上司もあなたがその仕事に適任だと示唆した。しかし、面接を終えて数週間後、自分ではなく外部の候補者が選ばれたことを知った。自分が選ばれなかった理由についてフィードバックを求めると、この役職と会社に新しいビジョンを取り入れるために外部の候補者を採用することに決めたと伝えられた。

会社が、内部からではなく外部から人材を採用したかっただけならば、この決定はあなたの能力に基づいたものではなく、あなたに何か悪いところがあったわけではない。こうした場合には気を取り直して、執着しないこと。自分ではどうしようもないものにエネルギーを奪われないようにしよう。

自分に革新的な思考力があることを示すため、継続的な教育プログラムを受講して知識を増やし、それまで温めていたアイデアがあればそれを提案してもよいかもしれない。物事が自分の思い通りにいかずいらいらがたまっている場合の他の選択肢としては、社内の他の役職や、他の企業での仕事に応募することもできる。

2. 間違いから学ぶ


キャリアの失敗の中には、あなたに責任があるものもあるかもしれない。上司からプライバシー関連法のギャップ分析を頼まれたとしよう。あなたはこうした分析をしたことがなかったが、自分は上司が何を欲しているのかを十分理解できたと感じた。だが成果物を提出すると、内容が理解できないと言われた。数日かけて成果物を手直しして再提出すると、管轄地域ごとの法律の違いがまだよくわからないと言われた──。

あなたはおそらく、質問をすべきだった。どのような構成にしたいかを上司に尋ねたり、ギャップ分析の方法を同僚に尋ねたりできたはずだ。それまで知らなかったことを学び、今後はより良いものを作れるようにしよう。

成長に必要なものの一つとして、失敗を認めてそこから学ぶことがある。間違いは誰もがすることであり、間違ってもよいのだ。ただし、最初の間違いから学ばずに同じミスを繰り返すことはないように。
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編集=遠藤宗生

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