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Shebeko / shutterstock.com

私たちが非常に多くの食べ物を無駄にしているのは全く隠しごとではない。米国では、食べられる食品の最大40%が毎年捨てられていることを示す調査が増えるにつれ、消費者や非営利団体、企業が食品廃棄物の削減に関心を寄せるようになってきた。

ニューヨーク市のケータリング業者、パースレーン(Purslane)は、この問題を事業の中心に据えてきた。ブルックリンを拠点とする同社は2018年、ビジネスモデルを転換して廃棄物ゼロとカーボンニュートラル(二酸化炭素排出量を実質ゼロとすること)の達成に焦点を当てるようになった。同社はそのプロセスの中で、消費者や企業がイベントや自宅での食事をどのように革新できるかを示している。

ブルックリンを拠点し、飲食店のロードラ(Rhodora)やルッコラ(Rucola)、ジューン(June)を運営するホスピタリティーグループ、オベロン・グループ(The Oberon Group)が、ケータリング部門であるパースレーンを始めたのは2012年のことだ。同社は2018年、イベントによって生まれる莫大な廃棄物に対処するためビジネスを再編した。結婚式などの大規模イベントやより小規模な食品配送に基づく推定によると、同社は2019年に39トン近くのごみの埋め立て処分を回避し、二酸化炭素の排出量を125トンを抑えることができた。

パースレーンのマネジングディレクターであるミシェル・ガブリエルは、同社ケータリング事業のきっかけについて、「当社のレストランが非常に人気となったため、より多くの食品提供が求められた」と述べた。ガブリエルによると、同社が2017年にコミッサリーキッチン(飲食店などで一次加工をするセントラルキッチン)の移転と再編を検討し始めたとき、どのようにして食品廃棄物の削減を同社の理念の中心とするかを見極める機会が持てた。

「広報業務や金銭面、教育面で多くの課題があった」とガブリエル。「私たちの廃棄物ゼロの定義は、埋め立て処分されるごみが全くない状態を意味する。そのため廃棄物を制御し続けなければならない」

パスレーンが掲げる廃棄物ゼロの理念は、堆肥とリサイクルしか出ないことを意味する。同社はプロデュースするイベントに自社の廃棄物容器を持ち込み、全てを本社まで持ち帰って堆肥かリサイクルにすることで全ての廃棄物を管理している。ゴム手袋や柔らかいプラスチック類など簡単に堆肥にしたりリサイクルしたりできないものは、廃棄物管理企業テーラサイクル(TerraCycle)と協力してリサイクルを行なっている。

翻訳・編集=出田静

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