頻繁な出張、燃え尽き症候群の原因に

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適切なテクノロジーで出張者を支援する


出張中も生産性を維持させる上で最も役に立つことのひとつは、仕事を支援する機能的で高性能なテクノロジーの導入だ。出張者の5人に1人(20%)は、出張先のWi-Fi接続速度が遅く仕事に支障が出た経験があった。私がボストン出張中にメール返信に苦労したのも、それが理由だった。

若い世代の異なるニーズを把握する


企業は既成概念にとらわれず、若い世代の従業員が出張時に求めるものを知る必要がある。例えば出張者の3分の1(34.8%)は通常のホテルでなくエアビーアンドビー(AirBnB)の利用を好み、出張費の使い方にも裁量がほしいと答えている(例えば、フライトをアップグレードして、引き換えに宿泊先のグレードを落とすなど)。さらなる配慮をいとわない企業であれば、出張にペットの同伴を許可(17.3%の出張者が希望している)してもよいだろう。また、市内観光ツアーや空港のラウンジ使用などの特典を付けてほしいとの希望も出ている。予算さえ許せば、出張者に対するこうした少々の気遣いは、生産性の向上や従業員の満足度維持に大いに役立つ。

編集=遠藤宗生

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