VCもピッチをする責任がある
その通り。VC達が投資するそのお金はどこから来ているのか。多くの場合、それはVC自身のお金ではない。起業家とやりとりすることだけがVCの仕事ではない。それどころか、VCはその時間の大半を、スタートアップの起業家と同じように費やしている。そう、資金調達に。
VCも他のスタートアップと同じようにハイリスク、ハイリターンのプロダクトを提供している。VCの成功も資金調達、営業、プロダクト作り、マネージメント、マーケティング、そしてビジョンの実現に委ねられている。
その点においては、VCもスタートアップ起業家にかなり近い。実際のところ、多くのVCの人たちは、自身を起業家だと感じている。誰かもっと早くその事を教えて欲しかった。
ベンチャーキャピタリストも起業家なのである。だからこそ、彼らを神格化するのではなく、同じ起業家の一人として接して欲しいのだ。彼らを崇拝したり、売り込んだり、感動させようとせずに、純粋に理解して欲しい。
VCに対しての視点を変えるだけでも、両者にメリットを生み出すパートナーシップが築けるかもしれない。もしそれができなくてもOKだ。最低でもお互いを助け合う友達にはなれるだろう。ビールを一杯飲みながら、お互いのしんどさを愚痴り合うだけでもいいじゃないか。
原文: ”What I Wish Someone Had Told Me About Venture Capitalists” – Medium
まとめ: VCを理解する事の大切さ
このように、スタートアップのエコシステムにおいて欠かすことのできないVCであるが、日本ではまだまだ近寄り難い存在に思われる。しかし、こちらシリコンバレーでは、2020年1月にbtraxが主宰したイベント、SF Pitch Nightでも審査員として迎えたり、スタートアップの起業家と気楽にコミュニケーションしたりなど、かなり身近な存在である。
(この記事は、btraxのブログfreshtraxから転載したものです)