マネー

2020.04.28

【4月第4週資金調達まとめ】人工知能ソリューションを展開するシナモン、13億円の調達など


結わえる


調達額:8億7000万円(融資も含む)
調達先:WMパートナーズ/エル・ティー・エス/オークファン/グロースポイント・エクイティ/中川政七商店/新生企業投資/日本政策金融公庫/環境エネルギー投資/静岡キャピタル/他、個人投資家も含む

玄米ごはんパック企画・開発・製造、小売のDtoC事業と、卸・OEM、コンサルティングを手掛ける企業。

製造から販売まですべての工程を自社で行うD2C(Direct-to-Consumer)で、「寝かせ玄米」を販売している。蔵前の「結わえる 本店」をはじめとした、全国9ヵ所の実店舗で「寝かせ玄米」の美味しさ体験を提供し、自社ECサイトで「寝かせ玄米」ごはんパックを提供することで、顧客に無理なく、美味しい健康的なライフスタイルを提案している。

2020年4月には、WMパートナーズ、グロースポイント・エクイティ・中川政七商店など9社および個人投資家と出資契約を締結し、総額約7.2億円の資金調達を実施。あわせて、日本政策金融公庫から1.5億円の借入も実施し、累計8.7億円を調達。

今回調達した資金をもとに、マーケティング強化や新商品の開発、経営・マネジメント層をはじめとする人材採用、食を通じた健康課題解決に向けた新たな取り組みなどに注力していく方針だ。

BizteX


調達額:6億3000万円(融資も含む)
調達先:TIS/WiL/みやこキャピタル/グローバル・ブレイン/商工組合中央金庫/日本政策金融公庫
備考:グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fund 3号から出資

主に国内初のクラウドRPA「BizteX cobit(コビット)」 の開発・運営をおこなうスタートアップ。

これまで人間が行なってきた単純な労働作業を全てロボットに任せ、より人間らしく生産性や創造性の高い業務に集中出来るよう、「BizteX cobit」を開発した。

導入する際は複雑な専門知識は不要のためエンジニアでなくても誰でも簡単に導入を行うことが出来るのがクラウドRPAの特徴。他にも「タイマー予約」「変更点の検出」「繰り返し処理」などの様々な高性能な機能を備えている。

流通小売、人材紹介、広告代理店など、幅広い業種の企業からの問い合わせを受け、2017年7月のサービスリリース後、1年でトライアルアカウント数1150件以上、作成されたロボット数は4200体を超えた(2018年7月時のデータより)。

2020年4月には、みやこキャピタル、KDDI Open Innovation Fund 3号、TIS並びに既存投資家であるWiL Fund Ⅱ, L.P.を引受先とする第三者割当増資と、日本政策金融公庫及び商工組合中央金庫からの融資を合わせ、総額6億3000万円の資金調達を実施した。

この調達により、「BizteX cobit」をコアとした、iPaaS領域への事業拡大に関する新戦略"Automation Tech群戦略"を推進していく方針だ。
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文=STARTUP DB

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