さまざまなサービスや領域でパーソナライズに特化した商品が増えているが、結婚と出産、そしてグループからソロへとステップを遂げた伊藤千晃も、彼女にしか表現できない価値を生み出すため、日々奮闘している。
そんな伊藤千晃がMEDULLAと組んだ理由、そして追い求める自分らしさとは何か──「MEDULLA」を運営するSparty代表取締役社長の深山陽介との対談で語ってもらった。
自分らしさを持った女性が伊藤千晃だった
──そもそも、MEDULLAが伊藤さんとコラボするきっかけは何だったのでしょうか?
深山:僕らは「パーソナライズで一人一人にあったヘアケアを」というミッションを掲げて、MEDULLAをやっています。最終的には誰もが自分にあった製品を在庫リスクなしで1本から作れる、自分にあった世界を作っていきたいんです。
しかし、理想をどれだけ語っていても、「それはどんな人が作るのか?」「パーソナライズは浸透するのか?」と言われてしまう。そこで長い時間軸で考え、まずは憧れる人がヘアケア商品を開発し、、そこを起点にその人を真似して使ってみたり、最終的に誰でも自分らしい使い方をしたり、というように広がっていけばいいなと考えました。
MEDULLAは「自分らしく生きる女性を応援する」というコンセプトを掲げています。自分らしく生きる女性は誰か──さまざまな方向性で検討し、伊藤千晃さんが最もふさわしいと思い、お声がけさせていただきました。
伊藤:いま、初めてオファーの経緯を聞いたのですが、“自分らしさを持った女性”というテーマで選んでいただけたことは、とても嬉しいですね。私自身、「自分らしさは何か?」とよく考えるんです。今までがグループのメンバーとして活動していましたが、3年前にソロになってから「自分」と向き合う時間が増えたからかもしれません。
ソロになってから、すごく葛藤し、悩みながらいろんな活動をしてきました。そういう意味で、今回のオファーは、ここ数年学びながら経験を重ねてきたことが、ひとつの結果に結びついたのかな、と思います。
また、個人的にも「女性を元気にするアイテム」が大好きなんです。三人姉妹の家庭で育ってきたこともあって、コスメなど、女性が素敵になるアイテムにたくさん触れてきました。私のファンのみんなも、「千晃ちゃんのファッションやメイクを真似したい!」と共感しくれる人が多かったですし、これからも「女性を元気にする」モノや表現を発信していきたかったので、それがMEDULLAさんの提供して価値と合致していたんだと思います。