ビジネス

2020.04.27

「こんな生き方、羨ましい…」一休・榊社長の師は究極の自由人! #新しい師弟関係

一休社長の榊淳(右)、シンクロ社長の西井敏恭(左)

新型コロナウイルスの影響で、人との物理的な距離感、コミュニケーションの仕方が変わるなか、「いかに人間関係を育むか」は、この先の大きな論点のひとつだろう。 4月25日発売のフォーブス ジャパン6月号では「新しい師弟関係」に焦点を当て、全55組の師弟を紹介。本誌掲載記事から一部抜粋でお届けする。


Zホールディングス傘下で、高級旅館・ホテル予約サービスの一休社長である榊淳。榊は社長就任以降、以前の2倍以上の成長曲線を描き続け、多くの経営者から認められているプロ経営者だ。そんな彼が師匠として紹介するのは、家庭用ロボット開発のGROOVE XのCMO、生鮮宅配のオイシックス・ラ・大地のCMTなどを務める、シンクロ社長の西井敏恭。西井も榊が師匠だといい、「大人の遠足」と称して、年に数回はおいしい食事のために遠方まで足を運ぶ友人同士でもあるユニークな関係性だ。

榊:西井さんの面白い写真があるんですよ。ジャングルでアルマジロの丸焼きを食したという(笑)。西井さんは機会を見つけては世界を旅しながら、パラレルキャリアの最先端をいき、毎回会うたびに職業が増えている。GROOVE Xやオイシックス・ラ・大地だけではなく、Jリーグや将棋連盟、複数のスタートアップなども。そして、サッカークラブも作りました、と。

西井:確かに。鎌倉インターナショナルFC(通称、鎌倉インテル)というチームで、「国際化」を意識して、将来的にはJリーグを目指しています。プロサッカー選手になれなかった若者が入団し、昨年は3人海外移籍している。豪4部リーグやカンボジア1部、モンゴル1部へ。お金がもらえたらプロ。夢にはいろんなカタチがある。そういうチームが作りたかった。なので、全然儲からなくて、赤字。でも、面白いですから(笑)。

榊:この「自分のストーリーで生きている」ところ。好奇心の塊のような生き方、羨ましいですよね。そして、その挑戦や取り組みに刺激を受け、学んでいます。以前、「どうすれば自由人になれるの」と聞いたことがあるくらい。

西井:僕から見たら、榊さんも自由ですから。榊さんは社長にもかかわらず金曜日に休みをとりますよね。そして──(続きはフォーブス ジャパン 2020年6月号でお読みいただけます)。

「師匠」と名指しされた西井も驚く、榊の仕事術。互いに刺激し合う2人の関係とは? そのほか、マネーフォワードCEO辻庸介、マクアケ代表取締役社長の中山亮太郎、作家の辻仁成から政治家野田聖子まで、全55組の師弟関係を一挙公開。フォーブス ジャパン2020年6月号は、現在好評発売中! ご購入はこちらから。



榊淳◎1972年生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。米スタンフォード大学大学院修了後、ボストンコンサルティンググループなどを経て、13年一休入社。16年2月より現職。

西井敏恭◎1975年生まれ。世界一周の旅から帰国後にECの世界へ。ドクターシーラボなどを経て、シンクロ社を創業。現在はオイシックス・ラ・大地の執行役員CMT、GROOVE XのCMOなども務める。

文=フォーブスジャパン編集部 写真=平岩享

この記事は 「Forbes JAPAN 6月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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