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新しいiPhone SEもデジタルコネクタにはLightning端子を搭載した。こちらもMacBookやiPad Proと共通のUSB Type-Cコネクタを採用するアクセサリーと統一できた方が便利という考え方もあると思うが、かたや世界で25,000種類を超えるLightning接続に対応するiPhoneアクセサリーがいまも流通していることを考えると、Lightning端子を残したアップルの選択は賢明だったとも言える。

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カテゴリー、種類ともに多様なLightning対応iPhoneアクセサリーが使えるようにiPhone SEもデジタル接続端子は継続してLightning端子を装備している。

iPhone SEは他に類を見ない高性能な入門価格帯のスマートフォン


アップルが最新世代の高性能チップをフラグシップのiPhone 11シリーズだけでなく、エントリー価格帯のiPhone SEにも展開したことには大きな意味があると筆者は考える。

iPhone SEと同価格帯のスマートフォンにこれほど高性能なSoCを搭載する競合製品が見当たらないことから、安価で高性能なスマートフォンへの期待をiPhone SEが一気にさらっていく可能性がある。

すでにiPhone 11 Proを使っているユーザーがTouch IDを搭載するiPhone SEを外出時のサブ機として使い分けて利用したり、“2台目のiPhone需要”の拡大にも火を付けそうだ。

世界中に多くのユーザーがいるiPhoneだからこそ、そのスケールメリットを活かして最新の高性能チップであるA13 BionicをエントリーモデルのiPhone SEに載せてもなお、採算の取れるビジネスモデルが成立するのだろう。

価値あるユーザー体験を生み出すハイパフォーマンスなコアチップを同世代のiPhoneが共有して、そこから本体サイズやカメラ、ディスプレイのセットアップを変えてバリエーションを切り出していくものづくりのスタイルを確立した時に、アップルのiPhoneは他のライバルを今よりもさらに圧倒するはずだ。

文・写真=山本敦

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