直属の上司を迂回する部下 5つの解決方法

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3. 蚊帳の外感を解消する

自分のことを上司として認めない部下がいる場合、その部下を意思決定プロセスに積極的に関与させよう。会話方法を変え、質問をすることで、相手に自分の意見は重要であると感じさせ、最終決定の背景にある理由を詳しく説明する。

部下は背景を知ることで、特定の結果が最善の成果とはならない理由を理解できる。さらに、既存の枠組みを越えて考え、別の行動計画を立てる役にも立つ。また部下と1対1のミーティングをすることで、チームレベルでは解決されないような問題に上司と個別に取り組む時間が持てる。

4. 問題行動のパターンに対処する

上司を尊重しない従業員がいたとしても、相手に自分の権威を損なう意図があるとは思い込まないこと。実は、そうした部下の多くは自分の行動が害を生んでいることに気づいていない。そのため、まずは部下の立場で考え、なぜそのような行動を取るのかをより深く理解すること。部下に、なぜ自分の立場を尊重してくれないのかを尋ねる。その後、上司の答えをより信頼できるようにするため、自分にできることがあるかどうかを聞こう。

5. 基準を設定する

こうした行動は、明確な境界線と基準を設定することで抑えられる。これが一度以上起きてパターン化している場合、最高経営責任者(CEO)などの経営幹部にアドバイスを求めるとともに、再度起きたときのための戦略を立てるべきだ。経営幹部がこの行動を容認してしまうと、このようなサイクルが継続するため、リーダーは権威を失ってしまう。経営幹部が管理職をサポートし、自分のところに来た従業員を直属の上司の元に送り返すことが重要だ。

編集=遠藤宗生

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