名家のレガシー「完璧なエメラルド」──ハリー・ウィンストン

ハリー・ウィンストン「The Rockefeller Winston Emerald」

HARRY WINSTON──The Rockefeller Winston Emerald

希少な宝石を惜しみなく使い、職人たちの超絶技巧で、独創性豊かにデザインされたマスターピース。美術品クラスにまで高められたその美しさに、資産家たちの熱い視線が向けられている。流行に左右されず、世代を超えて受け継がれる超級ハイジュエリーの最前線に迫る。

本記事では本誌2月号で掲載された、「ハイジュエリー特集」より、ハリー・ウィンストン「The Rockefeller Winston Emerald」をご紹介。


アメリカ屈指の実業家一族、ロックフェラー家のファミリートレジャーとして受け継がれてきたエメラルドが、いまハリー・ウィンストンのもとにある。「ロックフェラー・ウィンストン・エメラルド」リングだ。
 
この石は1930年、ジョン・ロックフェラー2世が妻のために購入したもの。それを次代の当主となった息子デイヴィッド・ロックフェラーが相続し、シンプルなリングにはめ込んだ。それが近年になってハリー・ウィンストンの手に渡り、敬意を込めて「ロックフェラー・ウィンストン・エメラルド」と呼ばれるようになったのだ。
 
エメラルドの最高峰ともささやかれるこの石は、良質な原石を産するコロンビアの鉱山で採れたもの。一般的に、エメラルドは肉眼で見えるインクルージョン(内包物)やフラクチャー(ひび)があるものだが、この石は驚くほどクリアだ。しかも稀有なことに、美しさを高めるために施される人工的な処理の痕跡もない。
 
ハリー・ウィンストンはこのエメラルドをダイヤモンドで取り巻き、華やかなウィンストニアン・スタイルのデザインへと生まれ変わらせた。名家のレガシーともいえる希少な宝石を、次に手に入れるのは誰だろうか。

注目ポイント

18.04カラットのコロンビア産。彩度が高く純粋な緑のエメラルドはそれだけでも価値があるが、この石は透明度も高く、澄み渡っている。センターストーンだけイエローゴールドの爪で留められているのは、まれに見る「完璧なエメラルド」の存在感を強調するため。

DESCRIPTION

素材:
PT、18K YG、エメラルド、ダイヤモンド(計10.7カラット)
価格:
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問い合わせ:
ハリー・ウィンストンクライアントインフォメーション(0120-346-376)

text and edit by Keiko Homma

この記事は 「Forbes JAPAN 2月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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